「 メインバンクとは 」 名古屋熱血コンサルタントの日記Vol.81
皆様いかがお過ごしでしょうか?
令和5年5月8日に、新型コロナウイルスの感染症法上の位置づけが季節性インフルエンザと同じ「5類」に移行され、毎日行われてきた厚生労働省による全国の新規感染者数の発表も令和5年5月8日が最後となり、「ウィズコロナ」から「アフターコロナ」に転換しつつあるのではないでしょうか・・・
しかし一方で令和5年4月の倒産件数は610件(前年同月487件、25.3%増)となり、12カ月連続で前年同月を上回り、負債総額は2088億700万円(前年同月720億1700万円、189.9%増)となり、3カ月連続で前年同月を上回った。という集計も帝国データバンク様から発表されています。
今まではコロナの影響で・・・という言い訳?ができなくなるというイメージは皆様にありますか? それともまだ言い訳を続けますか? 本当に今変わらなければ事業の存続ができなくなるという可能性が高くなると私は思います。
今日はメイン銀行についてお話しさせていただきます。
【メインバンクとは】
主に、「最も融資残高の大きな取引金融機関」のこと。時には、「無担保での融資残高の大きい金融機関」「取引歴の最も長い金融機関」のことを示します。しかし近年では主に「融資残高が一番多い銀行」の意味で使われていることが多いのも事実です。
大凡同じ水準の取引金融機関が複数ある場合には、「並行(並列)メイン」という言い方も存在しており、新規融資・リスケジュール等の申出に対し、メインバンクの意向が他金融機関の判断に影響することは多く、企業にとって重要な利害関係者としての立場を持ち、永年にわたり信頼関係を構築してきた企業に対しては、未だ一定の効力を持つと言われています。
【サブバンクとは】
融資残高がメインバンクに次いで多い金融機関のことを「サブバンク」と言います。
サブバンクは「準メイン」と言われることもある金融機関の事を示します。
【それ以外のバンク】
文字通りメインバンク、サブバンク以外の金融機関の事を示します。
上記をみて経営者の皆様は、なぜ多くの金融機関と取引を行う必要があるの?
一つの金融機関と『がっつり』取引をしていれば問題ないのではと思われた方もみえるかと思います。そう思われた方は一行取引の企業様かと思います。
でも冷静に考えてください。一行だけとの取引では、融資を断られた場合どうされますか?
融資が受けれなければもう後がありません。
だからこそ複数金融機関と融資取引を継続しておくことで、メインがダメならサブ、サブも無理ならそれ以外の金融機関といった具合に、資金調達の間口を広げておくことが重要となるのです。とはいえ、多ければ多いほどよいというものでもありません。複数の金融機関と取引して行くには労力、経費も必要ですし、特に融資取引では返済の管理も必要になってきます。
いくつがベストかは企業によりまちまちですが、メイン、サブ、3位の3つ程度が理想です。
あと政府系の金融機関(日本政策金融公庫、商工中金)との取引も含めれば、5行以内ぐらいの金融機関と取引をするのが良いのではないでしょうか。
余談になりますが、金融機関は取引先の一つにすぎず、特別な存在ではないという話をさせていただきます。
『お金を仕入する取引先』 企業が材料・商品を仕入する時に条件の良い取引先と取引をしてみえるかと思います。金融機関も同じです。いい条件(借入条件)を引き出すために相見積(提案書)をいただき交渉するのです。
最後にある金融機関の方が下記の様に言われました。
『メインバンクとは企業が本当に困った時に助けるのがメインバンクだと思います。』
私はこの言葉を聞いて、困った時に助けないメインバンクの存在が非常に多いのも事実だと。
どんな些細な事でも大丈夫です。是非エクステンド名古屋オフィスのヤマナカまでお気軽にご連絡下さい。
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