「 小口の倒産が増加している? 」 名古屋熱血コンサルタントの日記Vol.86

令和6年能登半島地震において、亡くなられた方々に謹んでお悔やみを申し上げますとともに、被災された皆様ならびにそのご家族の皆様、関係者の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
余震の不安が残る状況ではございますが、皆様の安全と被災地の一日も早い復旧・復興を心よりお祈り申し上げます。

2024年は令和6年能登半島地震から始まり翌日には羽田空港飛行機事故、また翌日には北九州市の飲食店街の大規模火災と例年にない非常に悲しいスタートとなりました。
ある意味本当に大変な1年がスタートしたのかもわかりません。   
あくまでも今回の震災は予兆にすぎないのか・・・

先日、東京商工リサーチに下記の記事が掲載されました。

2023年の企業倒産 件数の増加率は31年ぶりの高水準、4年ぶりに8,000件台に

 2023年の全国の企業倒産(負債総額1,000万円以上)は、件数が8,690件(前年比35.1%増)、負債総額は2兆4,026億4,500万円(同3.0%増)だった。

(中略)

 2024年4月にゼロゼロ融資の民間返済がピークを迎え、資金繰りが一段と厳しくなる企業が増えるとみられるだけに、2024年の企業倒産は「1万件」の壁を超える可能性も出てきた。

株式会社東京商工リサーチ

そもそも私は上記の記事を見たときに倒産件数は増加し負債総額は変わらないとありましたので、小口の倒産が増加しているのではないかとすぐに思いました。

経営者の皆様はどれくらい危機感をお持ちなのでしょうか?
まだ何かあれば取引金融機関様に相談すればいいと、安易な考えをお持ちではないですか?

きっと『まだコロナの影響が続いている』『今まで融資は難しいと言われていたのにコロナ融資で借入ができた』『条件変更をしていてもコロナ融資は資金調達ができた』という考えがどこかにありませんか?

以前私は次の様な言葉をブログに書かせて頂いております。
金融機関様は『晴れの日に傘を貸して雨の日に取り上げる。』と・・・

例えば企業様が500万円の資金が必要だとします。
金融機関様様に相談すれば、500万円で本当に大丈夫ですか? 1,000万円借りておいてはどうですか? 毎月の返済額もそんなに増えないですし、保証協会付の制度融資を利用すれば、金利も固定ですから。聞き覚え有りませんか? 今はどうかはわかりませんが、昔は当たり前の様にありました。そのお金どうなりました? 最終的に融資が増え、返済額が増えただけではないですか?

以前は必要以上にお金が借りれたのです。(晴れた日に傘を貸してくれたのです。)
実際に雨が降った時(業績が悪化し条件変更でもしたら)には傘を取り上げたのです。

でも雨が降った時に傘を貸してくれたのが『コロナ融資』です。

だから、困ったときにはまた貸してくれると思われていませんか?
もう無いですよ!(貸してくれませんよ)
コロナ融資で金融機関の担当者の方は美味しいもの(融資という実績)を食べたのですから・・
返済出来ないとわかっていても、融資をしていたのだから(あくまでも私感です。)

返済できるかどうか審査をしていたら、コロナ融資のスタートしても何ら問題になっていないのではないですか?
ただこれは実際に借入をした経営者の方にも責任はあると思います。
多分金融機関の担当者の方も経営者の方も、その時は返済できると思っていたと言われるのではないでしょうか?・・・

でも実際に返済出来ないという事実が発生しているなら、発生する可能性がある方は直ぐに行動に移してください。時間がたてばたつほど対応策が減るのだから・・・

まだ何か不安がある方、どうしていいかわからない方は一度弊社に相談して頂き、改善策を一緒に考えませんか?
今後どうすのかを決めるのは経営者の方々です! 

どんな些細な事でも大丈夫ですので是非エクステンド名古屋オフィスのヤマナカまでお気軽にご連絡下さい。