「 東海三県・信用金庫の最新業績動向と今後の注目ポイント 」 名古屋熱血コンサルタントの日記Vol.101

皆様いかがお過ごしでしょうか?

本日は前回に続きこの地方の金融機関様(信用金庫様)の業績についてお話しさせていただきます。
そもそも東海三県には25の信用金庫様がある事をご存じですか?

愛知県(15信金)

・愛知信用金庫様、いちい信用金庫様、岡崎信用金庫様、蒲郡信用金庫様、瀬戸信用金庫様、知多信用金庫様、中日信用金庫様、東春信用金庫様、豊川信用金庫様、豊田信用金庫様、豊橋信用金庫様、西尾信用金庫様、半田信用金庫様、尾西信用金庫様、碧海信用金庫様

岐阜県(6信金)

・大垣西濃信用金庫様、岐阜信用金庫様、関信用金庫様、高山信用金庫様、東濃信用金庫様、八幡信用金庫様

三重県(4信金)

・北伊勢上野信用金庫様、紀北信用金庫様、桑名三重信用金庫様、津信用金庫様

になります。
ではもう少し詳細についてお話しさせていただきます。

1.2025年3月期 決算概況(25信金)

東海3県に本店を置く25信用金庫の2025年3月期決算が発表されました。結果として、25信金のうち13信金(5割超)が純利益を減少させる結果となりました。
つまり、業績改善は一部にとどまり、多くの信用金庫で利益の減少が見られたことになります。

参考までに、2024年4〜9月期にも同様の傾向が見られましたが、当時の決算では25信金中14信金が純利益を減益。この傾向が継続していることが読み取れるのではないでしょうか?

愛知・岐阜・静岡の信金では上位にランクインするものもあり、地域密着による健全経営が一定評価を獲得しているものと思います。

2.信用金庫様の背景と課題について

共通の要因として、金利変動・貸出先の経営環境変化・資産運用リスクなどが挙げられ、安定的な収益確保が難しくなっている一方で、地域中小企業支援という社会的役割も期待されており、収益性と使命とのバランスが問われている状況かと思います。

3.業績浮上力の評価について

ランキングでは、「収益力・効率性」「財務の健全性」「地域密着度・融資積極性」などの観点から愛知・岐阜・静岡の信用金庫が上位にランクイン。地域密着経営が一定の評価を得ているという記事がありました(ダイヤモンド・オンライン 2025年2月4日掲載「愛知・岐阜・静岡編 信用金庫『業績浮上力』ランキング」より)。

詳細順位や信金名は非公開ですが、こうした評価を参考に、今後の業績回復のヒントとなる可能性があるのではないでしょうか?

4.今後の注目ポイントについて

各信用金庫のディスクロージャー誌やミニレポートで、経営改善策や課題への取り組みを確認することが重要だと私は思います。
地域支援と収益性確保の両立が今後の焦点となり、各信用金庫様の戦略には関心が集まると思います。

経営者の皆様の中で、既に信用金庫様とのお取引がある方も多いかと思います。
ただメイン銀行を信用金庫様にされている経営者の皆様にご確認です。

どこの金融機関様とお付き合いをしていくのか?

いまのままでいいのか?

変えなければならないのか?

最終判断は経営者の方にゆだねます。
しかし私どもがご提案させていただく事も可能です。
どんな些細な事でも大丈夫ですので是非エクステンド名古屋オフィスのヤマナカまでお気軽にご連絡下さい。

以 上