『 愛知県信用保証協会の愛知県経済環境適応資金「災害対応資金」をご存知ですか? 』 -2025年10月01日号

愛知県信用保証協会を利用されている企業様も多いかと思いますが、今回の題名をみて経営者の皆様はどの様に感じられましたか?

大半の方がそんな制度は知らないと思われたのが事実ではないでしょうか?

でも実際にゲリラ豪雨は全国各地で発生しているし、本来あってはいけない事だけど、もしその様な事が実際に起きたら利用したいと思われたのも正直な意見かと思います。

今回は愛知県信用保証協会の愛知県経済環境適応資金『災害対応資金』略称【環災】かんさいについてお話しさせていただきます。

この制度は、局地的な大雨や短時間豪雨(ゲリラ豪雨)などの災害時の事業継続に必要な資金を通常よりも低コストで調達できる制度です。
詳細についてご説明させていただきます。

【融資対象について】

『短期(一般保証)(以下「環災短」)、長期(一般保証)(以下「環災長」)』
県内に事業所を有し、事業を営んでいる中小企業者で、自然災害等により被害を受け、市町村から被災証明書等を受けている中小企業者『大規模災害(別枠保証)(以下「環災大」)』
県内に事業所を有し、事業を営んでいる中小企業者で、自然災害等により被害を受け、経営の安定に支障を生じており、次のいずれかに該当する中小企業者

  • 中小企業信用保険法第2条第5項第4号の認定を受けていること
  • 次の(1)及び(2)の要件を備える「被災中小企業者」で、罹災証明を受けていること
    •  (1) 激甚災害について災害救助法が適用された地域又は中小企業者が有する施設が被災を受けていると認められるとして主務省において指定した地域(被災地域)内に事業所を有すること
    •  (2) 激甚災害により直接被害を受けたこと
【融資限度額について】
  • 『環災短』:8,000万円
  • 『環災長』:2億8,000万円
    (環災短及び環災長は合算で2億8,000万円が上限)
  • 『環災大』:2億8,000万円
    (通常の保証限度額とは別枠の経営安定関連保証又は災害関係保証を利用できます。)
【資金使途について】

事業の再開に必要な事業資金(他の資金の借換えには利用できません)

【融資期間及び金利について】
  • 『環災短』:1年以内 年 1.0%
  • 『環災長』:1年超3年以内 年1.3%
          3年超5年以内 年1.4%
          5年超7年以内 年1.5%
          7年超10年以内 年1.6%
  • 『環災大』:1年超3年以内 年1.2%
          3年超5年以内 年1.3%
          5年超7年以内 年1.4%
          7年超10年以内 年1.5%
【貸付形式について】
  • 『環災短』    :証書貸付、手形貸付
  • 『環災長、環災大』:証書貸付
【返済方法について】
  • 『環災短』    :一括返済または均等分割返済
  • 『環災長、環災大』:均等分割返済(1年以内の据置期間を設けることができます。)
【担保について】

原則として不要

【連帯保証について】

必要となる場合があります。ただし、原則として、法人代表者以外は不要です。

【必要書類について】

『環災短、環災長』
・市町村の発行した被災証明書等(災害発生時から6か月以内)
『環災大』
・市町村の発行する以下のいずれかの書類
(1)中小企業信用保険法第2条第5項第4号の認定書
(2)激甚災害により被害を受けたことの罹災証明書

【保証申込先について】

取扱金融機関の各店舗

今回は愛知県信用保証協会様の制度融資についてお話しさせていただきましたが、各県の信用保証協会様にも同制度は存在しているかともいます。災害が発生した際には一度、借入をされている金融機関様に詳細確認しご相談してみてください。

最後に

 『なぜ今回この話をさせていただいたのか?・・・』

  • 災害はいつ発生するかわからない=災害発生時には今回の制度を検討
  • 災害の発生回数が年々増加している=リスクの増加
  • 災害が起きる前に準備はできる=財務改善を行い災害が発生しても影響が出ない体力を身に着ける

知っているのと、知らないのとでは全然違います。

一度弊社に相談して頂き、改善策を一緒に考えませんか? どうするかは皆様の判断にゆだねます!
私は常に今できる事を一緒に考え、一緒に行動していけたらと思っています。

次に実際に現場で発生したお話をさせていただきます。

先日次の様な事がありました。
キャッシュフローより金融機関様の返済額がはるかに多い先の話です。
今は融資をしてくれているから問題ない?
今融資をしてくれているからいつまでも貸してくれ?
だから問題ない!

何が言いたいのか?

返済ができないなら返済を止めるという方法もあります。
返済をする為にいつまで借り続けるのですか?

最後に 
 『本当にどんな些細な事でも相談して欲しいと・・・まずは私に一本の連絡!』
  ・・・そして正しい方向性をひとつづつ一緒に導き出していきませんか?
      私は少しでも皆様のお役に立ちたいと思っています。

以 上

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