コラム:職場の雰囲気No2
前回は、職場の雰囲気と言う事で、ある飲食店のお話をしましたが、今回は事業会社での職場の雰囲気をお話します。
コンサルタントをしていると、様々な会社に訪問することになります。その時に、特に1番初めに訪問した時の印象が、その会社の職場の雰囲気を現している事多いのです。
言葉に表しにくいのですが、感覚的に「清々しい雰囲気の会社」もあれば、「どんよりとした重い雰囲気の会社」もあります。
毎日、そこに属しているメンバーの方々は、意外に気付きにくいのですが、外部から来るとその雰囲気を感じるのです。良い雰囲気の場合は、そのままでも良いのでしょうが、あまり良くない雰囲気の場合は改善していかないと、「売上が下がる」「利益が出ない」「従業員の退職者が多い」など間接的な影響が出て来てしまいます。
これは、【雰囲気が悪い⇒仕事に身が入らない・退職者が多くなり仕事の質が下がる⇒お客様への対応の質が下がる⇒お客様が離れる⇒売上が下がる⇒利益が下がる】と言う悪循環に陥りやすくなってしまうからです。
では、「雰囲気が悪い原因は何か?」と言うと、様々な要因がありますが、「実は元々は単純な原因が積み重なって、いつの間にか雰囲気が悪くなっている」と言う場合が多いのです。
逆を返せば、「雰囲気を良くするために○○しよう」と言うちょっとしたキッカケがあれば、それが好循環の基になり、良い雰囲気を作っていくことになります。
その「○○しよう」はその会社毎に違いますが、例えば、「経営理念を明確にする」「朝礼を楽しくやる」「元気良くあいさつをする」「ランチミーティングをする」「懇親会をする」など様々な方法があるのです。
まずは、自社の雰囲気を良くしようと言う気持ちが大事ですが、その次は、ちょっとしたキッカケの第一歩を踏み出す事が重要になるのです。
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