【用語集】損益分岐

損益分岐点分析(CVP分析)とは、文字どおり損益が分岐する点を知るためのものです。損益が分岐する点とは、利益が出るか損失が出るかの分岐点、すなわち利益=0になるときの売上高のことです。 損益分岐点分析は企業全体や事業部別、商品別の売上・費用の目標設定を行うのに利用できます。損益分岐点を把握することで次のことがわかります。

①一定のコスト構造の中で、売上がどのように変わると利益が出るのか。
②コスト構造が変わったときに、売上と費用がどのようなレベルにあれば利益が出るのか。

損益分岐点分析は、新規事業の立ち上げや、新規商品投入の際には必要不可欠な分析になります。また、損益分岐点分析によって、企業全体のコスト構造を大まかなに把握することができます。それによって、その企業がもつリスクを明らかにすることができます。