▼Q.100 三重県の方からのご相談です。「銀行の融資担当者から、売掛回収の口座を自分の銀行の口座にして下さい、と依頼されたのですが、応じた方がよいのでしょうか?」(メールによるご相談事例)



▼A.100
銀行にとって、融資先の売掛回収の預金口座を自身の口座にしてもらうメリットは

1.売掛回収の金額推移を銀行が直接見ることができるため、決算書や試算表の売掛推移と
  突き合わせて実績確認をすることができます。
2.1.に付随して、売掛金額の推移との差異が大きいと粉飾の判定に使われることもあり
  ます。
3.預金への入金が増えることで、預金の残高を増やすことになり銀行の資金運用益に繋が
  ります。
4.振込手数料の一部は、銀行間で計算されて「入金された銀行」が受取ります。従って、
  手数料収益が入金側の銀行にも発生します。

概ね以上ですが、銀行側の狙いがどれかによって、企業側のとるべき対応は変わります。
しかし、将来的によい関係を結びたいと企業経営者が考えている銀行、もしくは入金口座を替えるメリットが明快に銀行側から提示されている場合で無い限り、無理に応じる必要はありません。
なぜなら、通常の取引を行っている限り、企業が銀行にとって赤字取引企業であることは非常に少ないため、追加の協力要請を断ったところで、それ自体が銀行が取引を縮小する理由にはならないからです。
むしろ、入金口座の指定は、企業が自由に銀行に提供できる収益源であり、より有利な条件を引き出すための武器として、企業は使っていくべきでしょう。
実際に、弊社においても入金口座の指定は、銀行交渉をする際の武器として、困難な交渉を打開する際の切り札の一つとして使用しています。

 

   

 


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