『企業再生・事業再生とは何か? 』
2月も終わり、寒さも幾分和らいできた。この時期に来ると花粉が気になり始めるが、商売となると一つのイベントみたいなものだ。花粉症に困っている人に解決の手段を提供すれば、売上が伸びるように、世の中の困りごとを解決する事が企業の存在価値を高めていく事になる。至極当然の事だが利益追求にのみに走ってしまえば、この本質を見失う事が多々ある。
【企業再生・事業再生とは何か?】
我々フィナンシャル・インスティチュートは企業再生・事業再生に特化したコンサルティングを行わさせて頂いております。
企業再生・事業再生のコンサルティングといってもイメージが掴みにくいでしょうから、私共は良く医者に例えて話をする事が多いです。
一般的な医者が人(個人)を診て、適切な診断の元、投薬や手術、経過観察を行うのと同じように、私共は法人(企業体や組織体含む)や個人事業主に対して、何が悪いのかを診断して、どうすれば良くなるかの解決策を提示、実行支援、経過観察等を行っているのです。
そして医者と同じように内科、外科などの専門科毎に分かれています。企業再生・事業再生を行う所では外科的に会社分割や
第2会社方式のみを推奨して、自分達は再生屋だと謳っている所もありますが、我々フィナンシャル・インスティチュートでは内科的療法、即ち赤字を黒字に転換させキャッシュフローを溜まる企業にして体力を回復させ、徐々に体の機能を回復させ、社会復帰していくまでの地道なお手伝いを行います。
大きな分類で分ければ内科医的なコンサルタントが多いのですが内科から更に専門分野が分かれ、耳鼻科、眼科、精神科、心療内科、循環器科などそれぞれのコンサルタントが、総合的な内科を行いつつ専門的な分野においても活動しているといった状況です。
しかしながら企業再生・事業再生は言うほど生易しいものではありません。私共に診察に来られるお客さまは、即集中治療室に入らなければならない程、悪化しているお客さまもいらっしゃいます。
それでも私共は出来る限りの治療をさせて頂くため、当然に復活できない事もあり得ます。しかし個人であればお亡くなりになられて、最後葬儀をどうされるかで以上終了となりますが、法人事業主相手であれば、企業・事業が無くなっても経営者のその後の生活が無くなる訳ではありませんので、最悪のパターンが想定されるときはその後の生活についても確保できる体制を考えて、エンディングを迎えれる様な取組みを行います。
企業再生・事業再生の状態になれば治療に際して、状態に応じた痛み・苦しみが発生します。ですのでそういった状態にならないような予防が大事なのです。人が健康診断や人間ドックで自分の悪い所を早期発見して、予防・改善に努めるように、企業も同様に決算書や企業診断を外部専門家に定期的に依頼して、自社の改善点の早期発見・改善に努める事が破綻を回避するポイントとなります。
奥田雄二
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