『 成長する企業の資金繰り難とは? 』 -2015年08月26日号

資金難と言うと、業績(売上や利益)が厳しい会社と言うイメージがあるかもしれませんが、成長中の会社でも、資金難になることがあります。

「今は業績が良いから大丈夫」と思っても、この資金難から、ついには、業績まで悪くなるということもあるので、早めに対応をしていく必要があります。

では、成長中の企業が資金難になる原因は何なのでしょうか?
いくつかあります。

例えば、

「成長度合いに資金調達手段が追い付いていないケース」
「資金繰り体制が整っていないケース」
「業績が良いので出費を出しすぎてしまうケース」

など。

一番初めのケースは、資金調達手段を増やす努力が必要になります。
取引銀行を増やしたり、私募債などの別手段を検討したりなどです。

次のケースは、どんぶり勘定を止めて、体制づくりをしていく必要があります。

最後のケースは、入金と出金のバランスを取ることが必要となります。

今回は、それぞれに深く書くと長くなりますので、ポイントだけをお伝えします。

まずは「成長中の会社でも資金難になるケースがある」と言うことを知っておくことだけでも、十分なポイントなります。
なぜなら、成長しているから大丈夫と思っていると、手遅れになる可能性があるからです。

そして、このポイントを知っていれば、自社のケースに当てはめて、「どのような状況か、その対策はどうすればいいか」と早めに考えることが出来るようになります。

このように、早め早めに対策をしていくと、「成長期の資金難=いつのまにか業績悪化」と言うことを避けることが出来るのですね。

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