『 チャンスの重要性 』 -2016年01月20日号
事業計画書・経営戦略を立案していく中で、「機会(チャンス)の発見」は重要です。
企業成長のするには、環境分析をして行きます。その分析(SWOT分析など)の中でも、機会(チャンス)を発見することは重要度が高いからです。
では、チャンスはどのように見つけるのでしょうか?
本当のチャンスは、「目の前にチャンスだ」と分かる形で現れることはあまりないです。
そのままの形で現れることもありますが、その場合は、別の人も気付くので、自社・自分がチャンスを活かせないことになります。
よって、チャンスはチャンスの形をしてないことが多いのです。
例えば、アメリカのゴールドラッシュの時期にこんな逸話があります。
金(きん)がたくさん掘れると聞きつけて、「チャンスだ」と思って多くの人が金(きん)を堀りにきました。
でも、そんな人が多いので、なかなかたくさんの金(きん)が掘ることが出来なかったようです。
でも、それらを見て、「金(きん)を掘りに来た人が多いこと自体がチャンスだ」と気付いた人が、ジーンズを作り、販売し、大繁盛しました。
この例のように、チャンスはそのままではなく、ちょっと形を変えて、目の前に現れるのです。
ですので、チャンスに気付き、チャンスを導き出すには、まずは、検討・工夫が必要となります。
その工夫を考えだす時間と言うのが、自社・自分の置かれている環境を把握し分析する時間なのです。
つまりは、事業計画書や経営戦略を考える時間なのです。事業計画書・経営戦略を考えるということは、隠れているチャンスを導きだす作業でもあるのですね。
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