『 異業種交流展示会「メッセナゴヤ2017」 』 -2017年11月15日号

毎年参加する『異業種交流展示会「メッセナゴヤ2017」』(11月8日~11日)に今年も参加してきました。

全体の感想としては、「例年とは少し変わったなー」と感じました。
昨年は、3Dなどの新商品、商材がありましたが今年は、自動車産業は、脱ガソリン車への対応【電気自動車になれば部品点数も減少する他、日本国内生産が減少することが見込まれるため】イメージが強く、下請会社は、自社の強み、技術を活かした脱自動車へ進出を模索していると感じました。また、航空宇宙などの精密分野への小ロット受注(大ロットより)への転換を試みてるようです。

人手不足に対応したICタグの活用なども目をひきました。

今回、私が展示会に参加するテーマとしては、紙・生地などへのプリント技術、消臭技術、軽量化技術などの情報収集を目的に参加しました。

以下興味を持った内容です。

■総合素材メーカーの「株式会社シキボウ江南」が開発した悪臭を良い匂いに変えることが出来る商品【デオマジック】(香りで消臭マジック)

テレビで放映されご存知の方も多いと思いますが、兵庫県の牧場が牛の糞のにおいに困っていました。
しかし数年前にデオマジックを導入した所、悪臭が良い匂いに変わって近隣に迷惑をかける事もなくなったそうです。

(デオマジックの仕組み)

  • 高級な香水には色々な香りが混ぜられて作られています。良い匂いだけでは無くその中には糞便のような悪臭も含まれていて、全てが調和する事で最終的に良い匂いがするようになります。それであれば香水から糞便の臭いを除いたものを作って糞便にふりかければ最終的に良い匂いが発生するるという発想から生まれたそうです。
■尾張整染株式会社

車輌用内装材を中心に、加飾(起毛・プリント)加工を得意とする企業プリント加工、エンボス加工、起毛技術、バックコーティング加工、ブリッスル技術など自社独自にて他業種にも広げていくようです。

■中興化成工業株式会社

多孔質フィルム

  • 多くの多孔質により通気性、透湿性を保ちながら防水、撥水機能もあわせもっている。
    フィルム以外のもチューブもある
■タツミ化成株式会社

ドライカーボンの量産化に成功(ドライカーボン高速量産成形で特許を取得)

■シーレック株式会社

ICタグ・ラベルを活用した在庫管理システムの実演
アパレルメーカーなどが在庫管理に活用し、人件費削減及び効率化がおこなえている

■株式会社オカベカミコン

カミコン(従来の仕切りの様々な問題点を解決)

  • 折り畳むと容積は1/10以下。
  • 誰でも簡単に折り畳む事ができ、コンパクトで保管・輸送に便利です。

各社自社の技術、強みを活かし様々な商品の提供を行われておりました。
最新の技術に触れることで自社の開発のヒントになります。
他社との接点を広げ、自社の今後の展開を考えていただければ幸いです。

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