「 2024年の企業倒産状況と金融機関の明暗 ―企業の成長における金融機関選択の重要性― 」 名古屋熱血コンサルタントの日記Vol.94

皆様いかがお過ごしでしょうか?
令和6年も残すところ後数日となりました。

まだ1週間程度あるから・・・ もう1週間程度しかない・・・
皆様はどちらですか?
私は・・・
もう1週間程度しかないが、特に問題無いという考えです。残りの期間は新年を迎えるための準備期間だと私は思うようにしています。

新たな経営者の方とのご縁もあり私の財産(経営者の方の知識と経験そして人脈)も増やすことができました。新たな出会いをいただいた機会に感謝しています。
ただ今年はお別れもありました。この場をおかりしご冥福をお祈り申し上げます。

さて今年1年は皆様にとってどんな年でしたか?
明るいニュースはない! という方も多いのではないでしょうか?

帝国データーバンクの倒産集計2024年11月報に下記の掲載がありました。

『倒産件数は834件 31カ月連続で前年同月を上回る 2024年累計は11月時点で2015年以降で最多に』
概況・主要ポイント

  1. 倒産件数は834件(前年同月773件、7.9%増)と、31カ月連続で前年同月を上回った。11月としては2013年(820件)以来の800件超えとなった。2024年1-11月の累計件数は9053件となり、年間件数は12月の1カ月分を残して2015年以降で最も多くなった
  2. 負債総額は1522億4400万円(前年同月881億5000万円、72.7%増)と、4カ月ぶりに前年同月を上回った。負債額トップは、電解銅箔の製造を行っていた東証グロース上場の日本電解㈱の147億6100万円。100億円を超える倒産が2件発生し、負債総額を押し上げた
  3. 業種別にみると、7業種中4業種で前年同月を上回った。『サービス業』(前年同月196件→221件、12.8%増)が最多となり、33カ月連続で前年同月を上回った。資材価格や人件費の高騰が要因となり、『建設業』では「設備工事」(前年同月26件→43件)が大幅に増加した
  4. 地域別にみると、9地域中8地域で前年同月を上回った。最も件数が多かったのは、『関東』(前年同月279件→282件、1.1%増)。最も増加率が高かったのは、『北陸』(同19件→38件、100.0%増)で、前年同月から倍増した。2024年1-11月の累計では、33都府県が2023年通年の件数を上回った
  5. 「ゼロゼロ(コロナ)融資後倒産」は55件発生し、1-11月累計は682件で過去最多
  6. 「人手不足倒産」は24件発生し、年間件数は初めて300件を超え、過去最多
  7. 「後継者難倒産」は46件発生し、年間件数は2年連続で500件を超えた
  8. 「物価高倒産」は82件発生し、年間件数は877件で過去最多

本当に厳しい1年であったと物語っています。

一方この地域の金融機関様はどうか?
地銀様においては、2024年9月中間決算は好業績の決算であったと色々な記事に書かれていました。
その要因は地域経済が堅調なことに加え、日本銀行による利上げの効果も表れている。のだと・・・

では実際に愛知、岐阜、三重の3県の地方銀行・グループ7社では、中京銀行をのぞく6社で、コア業務純益(本業の儲け)が前年同期を上回り2025年3月期(通期)の予想の上方修正も相次いでいるようです。どうやら金融機関様は順調に業績が推移しているみたいです。

どこの金融機関様とお取引をするのか? 今のままでいいのか?は今後企業が成長していくうえで非常に重要な事であると私は思っています。

企業様を成長させるのも、停滞させるのも、改善させるのも、そしてつぶすのも、金融機関の担当者の方が携わっている事をお忘れなく・・・

私は金融機関の立場の経験者でもあり、現在はコンサルタントとして企業様の立場も経験しております。
この経験を活かし1件でも多くの企業様のお手伝いが出来ればと思っています。

1年間私のブログにお付き合いいただき本当にありがとうございました。

まだ何か不安がある方は、一度弊社に相談して頂き、改善策を一緒に考えませんか?
今後どうするのかを決めるのは経営者の方々です! 

それではよいお年を迎えしてください!

どんな些細な事でも大丈夫ですので是非エクステンド名古屋オフィスのヤマナカまでお気軽にご連絡下さい。

以 上