『資金繰りを楽にするには??』

2月も終わりを迎え、少しずつ春の兆しと同時に、花粉の憂鬱な季節がやってきた今日この頃。円滑化法終了があと13ヶ月に迫ってきた。これを『まだ』と捉えるか『もう』と捉えるか・・・。

 

厳しい現状のデフレ経済の中で、中小企業の資金繰りは待った無しになってきている。

今回は資金繰りを楽にするポイントをお伝えします。

 

項目は大きく分けて10項目あり、

 

1.現金取引を増やす

2.利益を上げる

3.増資する

4.未払金、買掛金、支払手形のサイトを伸ばす

5.新規借入を行う

6.回収サイトを早める

7.商品在庫を圧縮する

8.建物・機械・設備を減らす

9.保険を掛捨てにする

10.土地を売却する

 

が上げられる。

 

なーーんだ、当たり前の事じゃないかと思われるかもしれないが、各項目について本気で実行しようと考えた事はあるだろうか?

 

例えば1の現金取引を増やすについてだが『うちの業界では掛売りが常識だから出来ませんよ』で終わっていないだろうか?

 

今の取引内容を見直し、現金取引にするには何をすればよいのだろうか?

それを行う上で、うちの会社は何が足りないのだろうか?

どの様にすれば足りないものが補う事が出来るのか?

それを行う上で、誰に、何を、どの様にしてもらう必要があるか?

等々・・・徹底的に考え抜いて行動しているだろうか?

 

私はよく『限界』は自分自身で設定するものと経営者の方々にお話ししているが、出来ないと思った瞬間に思考が停止状態に陥り、『出来るものも出来なくなる』のである。

 

資金繰りが厳しい会社は上記10項目が出来ていない傾向が強い。

 

資金繰りが厳しく、やり方が分からなければ私共専門家に相談するのも手ではあるが、まずは経営者自身が自社の現状を把握し、上記10項目に対して真摯な姿勢で取り組んで頂きたい。