取り組み事例紹介 Case2
~資金調達成功と収益改善策の提案と実現の事例~
弊社訪問時の状況
お客様が抱えていた課題・要望
景気の低迷と社内の人材育成の遅れなどから、売上が減少した。それに伴って、赤字に転落し資金繰りが行き詰まる。
経営者もギリギリまで回復を目指すが、思うように売上も回復せず手元資金も乏しくなる。長期の資金繰り表などを作成しておらず、年間でどのくらい資金が必要か把握できておらず、資金調達も銀行のいいなりの金額で調達していたため、資金調達も思うような金額が銀行から調達できない。
このままであると1,2ヶ月後には資金ショートを起こす状態であった。
業種 | サービス業 |
売上規模 | 300M |
負債 | 100M |
店舗 | 10店 |
短期的取り組み
経営者とともに資金繰り表を作成し、現状の把握と今後も見通しを立てる。
その資金繰り表により、手元資金が乏しく、借入規模もそれほど大きくないため、リスケジュールをしてもそれだけでは数か月でショートしてしまう状態だと判明。
さらに、支出は人件費が中心のため、その他の資金繰りへの策が少ない。
このため、資金繰り対策に行き詰まり、経営者も資金繰りのことばかりで売上向上策を考える余裕がなくなっており、売上減に拍車がかかっていた。
その状況で、決算書などを分析し、粉飾決算はしていないため、事業計画書など作成し資金使途を明確にすることによって資金調達により当面の資金繰りを改善する方針を立てる。また、その資金調達をして当面の資金繰りを立て、その間に売上向上・利益率UPをして根本的な改善を行うという中長期の方針を立てる。
その方針に基づいて、経営者とともに事業計画書を作成し、資金調達を図る。そこで、約半年は資金繰りが回るだけの金額調達ができ当面の資金難は解消する。
中長期的取り組み
その間に、経営者とともに経営全体の見直しと販売拡大策を考案していった。また、幹部社員や役職者に対し、経営の意識を高めるように人材教育をしていく。
そのため、外部的な要因もあったが、経営者が売上に目を向ける時間や余裕ができ、会社全体と従業員にも活気や経営への意識の高揚もあり、過去最高の月間売上を更新するなど業績の回復していった。
その他の事例
▽ Case1 | 経営者であることを自覚させ、財務・実務の管理体制確立から開始した |
▽ Case3 | 取引先交渉による資金支出の抑制と、ボトムアップによる経営改善の提案 |
▽ Case4 | 金融債務支払の圧縮(銀行リスケとリースリスケ)と、危機感の共有 |
▽ Case5 | 経営者の意識を変えた どんぶり勘定の経営者意識を変えるところから始まった |
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