▼Q.13 おつきあいの借入について(融資審査対策編)知りたい

弊社は不景気にもかかわらずそこそこの業績を上げておりまして、今のところ借り入れの予定は無いのですが、銀行担当者は何かある度に「借りて欲しい」と言ってきます。将来的に店舗拡大等の計画がありましたらその時は、とお断りしているのですが、今借りたほうが将来的に借り入れがスムーズに行くと言うのです。本当にそうなんでしょうか?
弊社は、借り入れを減らしてゆく方針なのですが、お付き合い程度に借り入れしておいた方がいいものなのでしょうか?
(メールによるご相談事例)

▼A.13

将来、資金需要が起きた場合に、スムーズに借入を受けるためにも、少しだけでも借入をしておいた方が良いでしょう。理由は、以下の通りです。

1.借入実績を作ることによって、将来の融資審査が有利になる。銀行員は前例主義なので、過去の融資実績が、融資審査が通る一つの要素となることは多いです。
2.借入を受けていることは、毎期決算書を銀行に提出する必要があり、常に銀行にあなたの会社のデータが整備されていることになるので、そのデータを元に何か良い提案を受けたり、データが常備されていることによって短い期間で融資審査を受けることが出来るようになる。
3.銀行の担当者は、融資を受けていない会社より融資を受けている会社へ訪問 回数を多くする傾向がある。そのため、銀行の担当者を通じて銀行とのパイプを太くすることが出来る。