ルール化

どこの企業でも、就業規則などの賃金系の規程はあると思います。
その一方で、それ以外の規程はほとんどないという企業も多くあります。

就業規則などはほとんどの会社が法律で作成が義務付けられているので、作成するが、それ以外の規程は、特段、義務付けがないので作成していないというケースが多いのです。

従業員数が少ない会社では、わざわざ規程などで文章化しなくても、それぞれの従業員が社内のルールを理解して対応出来ている場合もあります。

しかし、従業員数がある程度いる会社では、ルールを文章化しておく必要が出てきます。それは、従業員一人一人が勝手な判断で、動いていては、組織としての統一性がなくなってしまうからです。

また、ルールを文章化する時に気を付けるポイントがあります。他社の規程や規程の見本を持ってきて、そのまま規程集としてしまう事です。
これでは、実際の業務に支障が出てしまう可能性もありますし、文章化しても守られないルールになってしまう可能性もあるのです。

よって、ルールを文章化する時は、参考程度に他社規程集や見本の規程集を見ることは良いのですが、実際の現場に即したものにしていく必要があります。これは、非常に大変な労力は使いますが、会社をよりよくするための規程集作成が、逆にマイナス要因になるのを避けるためにも、必要なことなのです。

※※※
私、平野貴之が出版しました「会社の売上を伸ばしたいなら【社長は現場に出るな!】」は、全国書店で好評販売中です。
http://www.amazon.co.jp/dp/4806146919


「平野 貴之のコラム」の過去記事をご覧になりたい方は
  ↓ ↓ ↓
 平野 貴之のコラム:目次


お問い合わせ