『 現状把握 』 -2014年04月09日号

事業計画書を作成する際に、まずスタートして大切なのが「現状把握」です。事業計画書と言うと「未来の話」と言うイメージの方もいるかもしれませんが、スタート地点がなければ、未来やゴールもありません。

その現状分析の手法として「SWOT分析」と言われる手法があります。
「強み」、「弱み」、「機会」、「脅威」の英語訳の頭文字をとったものです。

つまりは、「現状の自社が競合他社に対して強い所と弱い所はどこか? そして、チャンス(機会)はどんなものがあって、リスクがあることは何があるのか?」を把握しましょうと言う事です。

SWOT分析などと言わなくても、経営者や幹部であれば、自社の強み、弱み、機会、脅威くらいは知っていると思います。しかし、「なんとなく」と言うレベルではなく「明確」に知っているレベルが必要になります。

それは、「分析」することが目的ではなく「事業計画を立て、実際に行動していく」ことが目的だからです。

つまり、学校の勉強のように、「分析」だけしているのであれば、「なんとなく」していても良いのでしょうが、「実際に計画、実行する」という前提で、スタート地点が曖昧であれば、実行できない、計画と大幅にズレるということもあり得ます。

これでは、いくら計画を立てても、絵に描いた餅でしなく、一か八かの経営になってしまい、将来にリスクが高くなります。

せっかく計画を立てるのに、精度が低かったり、実行出来なかったりする計画を立てても意味はありません。

4月から年度初めの会社も多いと思いますので、この機会に、「現状把握」を「明確」にする事をしてみてはいかがでしょうか?

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