ふなっしー、オカザえもんのマーケティング

ここ数年、ご当地キャラ(ゆるキャラ)が流行っていますね。彦根のひこにゃんや熊本のくまモンなど。最近は、ふなっしーやオカザえもんが一気に有名になってきました。しかし、ゆるキャラは、どこの自治体でもあふれている状態で、ここまで有名になるには、「目立つ」必要があります。

ゆるキャラは着ぐるみが多いので、あまり大きな動きが出来ないことが多いのですが、ふなっしーは「着ぐるみを着てあんな動けるのか?」と感心してしまうほど、動きます。岡崎のオカザえもんも「目立つ」ことにかけては、ふなっしーにも引けを取らないかもしれません。ゆるキャラの多くが、可愛さを追求しているのに対して、見た目のインパクトが強さを追求しているようなキャラです。

このように、たくさんのゆるキャラがある中で、全国的にも有名になっているキャラは、しっかりと「目立つ」ことをしています。これが、狙って行っているのかどうかはわかりませんが、マーケティング用語で言えば、「差別化」がしっかり出来ているということです。

売上が上がらない企業やお店は、この「差別化」がしっかり出来ていないことが多いのです。「差別化」と言うのは、「お客様から見て、他の会社(お店)ではなく、自社(自店)を明確に指名買いしてらもうだけの特徴があるか?」と言うことです。

ゆるチャラの例でいれば、せっかく自治体のPRをするつもりでゆるキャラを作っても、たくさんあるゆるキャラの中に埋没し待っていてはPRになりません。これは会社やお店でも同じで、たくさんある企業やお店の中で自社・自店がお客様から認識されなければ、そもそも売上は上がりません。もちろん、認識された後に、フォローは必要ですが、まずは一番初めの「認識」がなければその後もないのです。

よって、「差別化」は、売上UPのスタートです。ぜひ、自社・自店が「お客様から見て差別化が出来ているかどうか」を分析してほしいのです。

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