銀行の言い成りにならないように!

経営者の方に、「銀行の言い成りにならないでくださいね」と言う話しをすると、2つの反応が返ってきます。

一つは、「銀行に文句を言うなんてできません・・・」と言う方と、もう一つは、「よし、分かった、文句を言ってくる!」と言う方。

でも、両方とも「銀行の言い成りにならない」と言う意味を勘違いしてしまっています。銀行に文句を言うというような意味ではなく、「自社が資金の動きの見える化をしっかりして、銀行に【いつ、いくら、何のために】と対等に交渉で出来る状態にしましょうね」と言う意味なのです。

つまり、それだけ、「資金の見える化」が出来ていなくて、「いつ資金が足りなくなるか分からない」「いくらぐらい必要なのか分からない」「何のためにが明確になっていない」と言うケースが多いということなのです。

自社の資金の状態が分かっていないのでは、銀行から「○○円貸しましょうか?」と言われたまま、言い成り状態で借りるしかなくなってしまうのです。

では、これを避けるにはどうするか?

「資金の見える化」を図りましょう。自社の将来の資金の動きが見るようになるには、【資金繰り表】を作成するしかありません。

「資金繰り表なんて難しい」と思うかもしれませんね。でも、導入時は難しいかもしれませんが、導入してしまえば、自社の資金の動きが手に取るようにわかるようになるので、これほど便利なものはありません。

上記のように銀行借入の予測にも使えるだけでなく、将来への資金不安の解消や新たな設備投資への意欲なども資金繰り表があると使えるのです。

まだ、資金繰り表を導入していないのであれば、まずは簡易なものからでも良いので作成してみてはいかがでしょうか?

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