経営はマラソンに似ている?
「経営はマラソンと似ている?」という話しが出てきます。私も、東京マラソンを走ったことがあるので、なんとなく意味が分かります。
それは、スタート直後から、短距離を走るようなスピードで走ってしまったら、どうなるか?
多分、ゴールに着くことはないでしょう。結局ゴール出来なければ、完走とはなりませんので、そもそもマラソンを走ったということはなりませんね。
だからと言って、マラソンを完走するランナーも、「手を抜いて走っている」わけではありません。
長距離を走るペースを守りますが、その中で最大限の力を出して走っているわけです。それでなければ、完走なんてできません。
経営に似ているという点はこの辺です。
無理に、一時だけ売上や利益を上げようとしても、結局、長期的に見て赤字になるような施策では、会社は存続できないのです。
法令に反することや、お客様を騙すようなことをしても、長続きしないのは、様々な企業の事例を見ていれば、理解できるのではないでしょうか?
でも、「長期的な視野で見れば良いから、短期的には手を抜いて経営して良い」というわけでもないのです。
日々の努力の上で、それらが積み重なって、大きな結果につながるということなのです。
ですので、「長期的な視野で経営をする」と言うのは、言葉にすると簡単ですが、実は、かなり地道であり、大変なことなのです。
だからこそ、経営をしていくのは、大変ですが、それを積み重ねて行けば、良い経営を継続することができるようになるのです。
このように、経営もマラソンも、長期的視野で考える必要がありながら、短期的にも手を抜いてよいわけではないという、非常に厳しい姿勢が求められるものです。
しかし、その厳しさが、目標を達成した時の達成感につながるという意味においても、似ているのですね。
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