『 自社を選んでくれている理由を知っていますか? 』 -2015年05月13日号
中小企業の場合、経営資源(ヒト・モノ・カネ・時間、等)は限られていますので、何かに集中して強化していくことが重要となります。
そのために、他社と「差別化できているもの」=「強み」を強化していくことになるのですが、その「強み」をきちんと認識していて、それを意識して行動していくことが大切になります。
その強みが、個人であるヒトについているのか、組織(会社)についているのか、についても重要な部分ではあるのですが、まずは、その強みを経営者自身だけでなく、従業員のみなさんまで落とし込んで、全員が認識した上で、それを意識して行動できているか、の確認をしてみてください。
何度もくどいと思いますが、
- 「強み」を
- 経営者・従業員みなさんで「認識」して
- それを「意識」して
- 「行動」に移せているか
- (「検証」も必要です)
を、ひとつずつ確認してみてください。
まず、何が自社の「強み」であるか、を「認識」する必要がありますが、注意しないといけないのは、強みと思っていたこと(実際に強みであったこと)が、今では違っている可能性があるということです。
時代も流れていますので、自社だけでなく他社も存続し持続的に利益を上げていくために、いろいろと変化してきています。
それに取り残されてしまうと、市場から淘汰されてしまいかねません。
今、取引のある得意先・仕入先・外注先に、複数ある企業の中から、どうして自社と取引してくれているのか、選んでくれているのか、を聞いてみてください。
(価格・地域性・品質・技術・納期・・・、いろいろあるはずです)
聞きにくい場合もあるかもしれませんが、「承継」のタイミングや担当変更のタイミングを活かして尋ねるのも手です。
こうした活動の中で、新しい発見がきっとあるはずです。その発見を社内で共通することで、さらなる事業拡大がのぞめます。
この取り組みを仕組化することができれば、定期的に新発見ができるようになり、ヒトにだけでなく、組織(会社)に残る新たな「強み」にすることもできます。
ぜひ「強み」で溢れる会社にして、どの強みから強化していこうか迷うような贅沢な悩みを抱えてください。
この度の情報が、ご参考になれば幸いです。
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