『 原価の低減【加工費】 』 -2015年08月12日号

今回は、原価低減【加工費】について説明します。
加工費の中でも人件費を削減する場合は、生産性を向上させることが重要です。

生産性を向上させる為の手段としては、次のような、IE(インダストリアルエンジニアリンク)の手法があります。

  • 動作分析
    人間の身体各部の動作を分析して、ムリ、ムダ、ムラのない動きにするように改善する。
  • ムダな動作の排除
    動作分析をおこない、動作経済性の原則に基づくムダな動作を排除する。
  • 時間分析
    作業者の作業や機械の時間分析をおこない、ムダな作業がないか分析する。
  • 多台持ち
    1人の作業者が、複数の機械を受け持ったりして生産性をあげる。
    人と機械の関係がよく把握できる連合作業分析などをおこなう。
  • 多工程持ち
    1人の作業者が、複数の工程を持つことにより生産性を上げる。
  • ラインバランス分析
    工程のラインの作業時間や生産能力が一定でないと、仕掛在庫が滞留する可能性があります。その結果、製造サイクルタイム(リードタイム)が長くなる可能性があります。
    工程のラインの作業時間や生産能力を分析します。
  • ワークサンプリング
    作業者や機械の稼動状況の分析に使用されます。
    現場のムダや問題点を発見する方法です。
    時間分析の1つの方法です。
  • ものの流れの分析
    工場の中の製品の生産の流れを分析して、生産の基本的なあり方や生産方法の課題を発見します。
  • 運搬工程分析
    工場の製品の仕掛品の運搬の移動を分析します。運搬にかかるコストを低減させます。

自社工程のムリ、ムダ、ムラを見つけ改善を行ってください。
改善する項目は必ず見つかります。

同業者の工場などを見学して参考にするケースが多いようですが他業種の工場見学により、得る内容も多いですから積極的に訪問し最善の方策を考えてみてください。

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