『 名古屋金利 』 -2015年11月11日号

今回は、「名古屋金利」についてのお話をさせて頂きます。

ご承知の方も多いと思いますが
「名古屋金利」とは、名古屋経済圏における金融機関の平均貸出金利、またはこれが全国の平均貸出金利を大きく下回るという低金利現象をいいます。

◇東海3県の地元銀行の8月の貸出約定平均金利【8月:1.093%】
  • 7月:1.100%
  • 6月:1.104%

理由としては、

■無借金志向の企業が多く資金需要が小さい(堅実経営)

企業の無借金志向は全国的な傾向であるが、名古屋の企業は「将来のために借りることができる余力を残しておきたい」とする志向が他地域よりも強い。

■優良企業が多い

トヨタ自動車をはじめ製造業を中心に優良企業が集まっている。

■金融機関の競争が激しい

旧東海銀行以来、強固な経営基盤を持つ三菱東京UFJ銀行を始め、愛知県内に本店を構える地域銀行3行(愛知銀行・名古屋銀行・中京銀行)、岐阜・三重の近隣他県の地域銀行5行(大垣共立銀行・十六銀行・三重銀行・百五銀行・第三銀行)、さらに東海3県には、の岡崎信用金庫、岐阜信用金庫、瀬戸信用金庫・碧海信用金庫など地銀に匹敵する規模の信金がある。

いずれも愛知県にて熾烈な競争を展開している。この激しい競合の結果、金利が低くなる。

私の顧問先でも借換提案を地元地銀から頂き、金利0.9%の提示がありました。
このように東海地区では、現在も金利競争が行われております。
金融機関と上手に付き合い、御社にとって最適の金利を交渉により引き出してください。

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