▼Q.231 2017年9月に、信用保証付き融資(マル保)とプロパー融資の併用を促進する、という新聞記事が掲載されましたが、どういうことでしょうか?
▼A.231
元々、マル保融資に対して責任共有制度というものがあり、保証協会が保証をするのは融資金額の概ね80~100%となっています。
今後この保証率は下がっていく公算ではありますが、それとはまた異なる見地で、例えば「日常的に必要な運転資金は短期のプロパーで」「返済に時間のかかる設備資金などの長期資金はマル保で」というように、必要な融資の内容でマル保融資とプロパー融資を使い分けたり、融資支援をする際にマル保とプロパーの比率を予め決めておくこと(主に保証協会と金融機関で)などが具体的な対応として挙げられています。企業側の対応としても、単にプロパーで借りたい、保証協会を使いたい、ということではなく、借りる内容や資金使途をよく事前に検討することが、制度の有効な活用に繋がることでしょう。
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