ある会社の1コマ <様々な関係者が製品に携わっている>

ここ数日、真夏日で6月~7月の気温などとよく効きます。
暑さに慣れていない時期ですので水分をしっかり取り体調管理には気をつけてください

M社は、浴槽などの型・製品を手がけている会社です。
どのような製品でも
・構想設計
・デザイン
・製品設計
・試作
・型
・量産
と大きくわければこのような内容で流れていきます。
それぞれの項目では、各部署の担当者があらゆる検討を行います。

M社が製造を行っていた、型・製品はデザインが決まり製品設計が完了したところから始まります。

まずは、メーカーより製品図を入手し、仕様・数量・ターゲットコストなど細かい内容を確認し、見積を行います。
価格交渉を経て受注となります。

試作を行わないケースもあるためまずは、原形型(木型orウレタン型)を製作します。完成後は、寸法チェックを経てメーカーのデザイナーと設計担当者による確認を行います。寸法チェックはわかると思いますがデザイナーのチェックは、思い描いている絵がありますので未知の世界です。
ライトを消して影を見たり、原形型の角度を変えたりと様々な対応が行われます。

イメージどおりでないものは、修正ややり直しもあります。

生産型や製品になっても同様のチェックがあります。
生産型になったものを修正することは、基本はやりません。
R部分を少し滑らかにするなどは、対応しますが埋める作業は、その後の生産に影響(型の寿命が短くなる)するためやりません。

量産になると●台/日と決まるので量産対応も大変です。
不良品を作れば出荷できませんし、生産タクトに影響も出てきます。

また、型メンテナンスを定期的にしないと製品の品質にも影響がでます。

各社が独自の工夫を行い、製品は完成されています。
従来のやり方も重要ですがそれぞれの流れを十分理解し、効率化が行えないかを考えていく必要があります。
180℃頭を切り替えて製造方法を根本から変えていくという考えも新たな工法開発につながります。新たな製品開発にも繋がりますので様々な角度から見直しを行うことも重要です。