『 中途採用の活用 』 -2019年06月12日号

今回は、『中途採用の活用』についてお話をさせて頂きます。

中小零細企業の多くは、新卒採用をし育てていく時間も余裕もなく即戦力の社員を求めています。
多くは、社長の知人、友人などからの紹介で採用するケースが多いようです。

現在の職場に不満がある方は、多くいらっしゃると思いますが自分の強みは、明確に把握されている方は、少ないと思います。

■建設関係A社の例。
女性1名、男性1名の中途社員を採用しました。

女性社員は、経理・材料手配、管理などが即戦力社員を求めました。
知人の紹介で1名採用が決まりました。

中堅の会社で経理・材料手配をしていた方で業務に関しては、申し分ありません。問題は、業務の進め方です。
以前の会社では、上司がいてその下で指示に基づいて仕事を行なっていくシステムです。

一方、A社では社長が直属の上司でシステムは、構築されていません。
A社の社長は、女性と何度も話し合いを持ち女性がもっているスキルを把握する努力をしました。
打ち合わせを行なっていく上で、女性社員も社長や他の社員が望んでいるところが理解でき、自分なりの役割を明確にすることができるようになりました。

男性社員においても毎日会話を行い、お互いの考え方、仕事の進め方を共有しました。

A社の社長は、過去他社でやってきたことと 自社でやることは違いが発生することは必ずあるという考え方から採用した社員の力量を把握するためやらせてみて最善の方向を考えて行きます。

自社がやっているものが最善のものではないので社員が提案してきたやり方、方法が正しければ変更していきます。

中小零細企業の人手不足は、大きな問題です。
特に機械化などの効率化が出来ない業種では、人手に頼る部分が多くあります。

人は、機械ではなく個性もあります。
それぞれの人と対話しながら適材適所を考え、自社の効率化を考える必要があります。また、個々にあわせたスキルアップも必要となります。

現在の社員の満足度を高めることでうわさになり、採用に繋がる可能も秘めております。
社員を知ることがより強固な集団になるのではないでしょうか?

貴社の今後の企業のあり方のヒントになれば幸いです。

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