『 上司と部下の関係 』 -2019年09月11日号
今回は、『上司と部下の関係』についてお話をさせて頂きます。
M社は、プラスチック成形メーカーです。
2社から4人が独立して設立した会社です。
4人(役員)は、それぞれお客様との取引を継続し、独立しました。
K社から独立した2名は、生産技術と購買を担当しておりました。
N社から独立した2名は、営業と技術を担当しておりました。
工場も建設し、独自開発の生産型の生産をしておりました。
本社・工場(K社出身者2名)と営業所(N社出身2名)4名は、志を持って独立したのですが育った企業風土が違っており4名あるいは、2名で本社と営業所を行き来し打合を入念に行ないました。
互いの考え方、知識をを共有し、今後の会社運営に役立てようとの狙いがありました。
4名の他に社員が6名(型生産:3名、製品生産:3名)おりました。
主に社長が所属していた会社からの転職組です。
新たな会社で新たな開発がしたいとの考えで一緒にやっていくことになりました。
役員と社員も交流を積極的に行なっていきました。
と思っていたのは、役員だけで
後々、聞き取りをしていきと社員の中には、不満が蓄積していました。
- 社長は、強引な受注を行ない、工程も余裕が無く現場は、納期に追われて休みも無い状態で対応している。
社長には逆らえないので・・・ - 客先からの受注で仕様がはっきりせず、対応が後手後手になっている。
客先からは、納期督促がよくある - 受注品に関して、加工方法が曖昧な状態で受注してくるので現場は客先からのクレームに追われる
など様々な問題点が浮かび上がりました。
説明しているほうは、相手がわかっていると思って説明を行なっていても相手(現場)は、わかっていないことが多く、上司などに質問できない雰囲気あったようです。
上司も現場に出向き問題点がないか? を気遣う必要があります。
会社では、よくある光景です。現場の声、変化を読み取るには、日々観察が必要です。
わかっている人がわかっていない人に教える難しさは、人によって違いますので永遠の課題として取組必要があります。
自社で問題が出てくるよう様々な取組を行なってみてください。
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