ある会社の1コマ <工程管理の必要性>

今回は、『工程管理の必要性』についてお話をさせて頂きます。

建築業を営んでいるC社は、以前に比べ受注が拡大しております。

受注先は、ハウスメーカーが主で内装工事を行なっています。

工事は、社員と外注にて行なっていますが予定より遅れることが多々あります。

C社の社長は、受注が増加し、売上が増加しているため安心をしていましたが資金繰り状況は改善されません。

物件ごとの粗利率も低下してきております。

社長も忙しく自ら現場で作業を行っています。

全体像の把握がおろそかになっていました。

特に建設業、製造業では、工程管理、原価管理を緻密にチェックをしないと粗利率が低下します。

<工程管理の必要性>

工程表は、作成するが経過管理はしないといった会社が多く存在します。

工程表は、毎日、現場の進捗を把握し遅れがあればどこでどのようにとり戻すのかを考える必要があります。この対応を行なっていないため余分な原価がかかり粗利率の低下に繋がります。

(納期に追われ、余分な材料費、外注費が増加します。また、単能機での作業のため品質が低下し、クレームの原因にもなります)

穴の空いたバケツで一生懸命水汲みを行なっている状態です。

早く自分の置かれている状態と自分が行なうべき仕事にきづいてほしいです。

また、仕入先から請求書のチェックなど見直すべきことは無限にあります。

立ち止まって見直しを行なう重要性に早く気づき一日でも

会社の仕組み作りを行ってください。

今後の経営の参考になれば幸いです。