『 愛知県の製造業が考えた人材の適材適所 』 -2020年09月24日号
今回は、『愛知県の製造業が考えた人材の適材適所』についてお話をさせて頂きます。
M社は、プラスチック製造メーカーです。
メーカーより生産型、製品をなどを受注し、納品を行っておりました。
自社工場では、10名の男性社員が製造現場で働いておりました。
それぞれの役割があり毎日、工程をこなしていきました。
ある日、受注量が増加し、残業をしていました。
経理のSさん(女性)は、いつものように帰宅しようと工場へ挨拶に行った際、皆さんが忙しく動き回っているのをみて
『手伝いましょうか?』と声をかけたところ工場長が『できれば少し組み立てを手伝ってもらえませんか?』と依頼されたのでそのまま1時間組み立ての手伝いをしました。
翌日、Sさん(女性)より社長に工場が忙しそうですので毎日、事務が終了したら手伝いに入ります。と提案がありました。
社長としては、あまり期待していないけど少しでも残業が少なくなれば皆、助かると思い、了承しました。
Sさんは、その後 毎日工場に入り、工場の工程に興味があったようで次々に作業を覚えていきました。
※Sさんは、手際よく様々な作業工程を覚え、自分の希望もあり工場へ配置転換になりました。
その後、M社は人材を募集する際は、男性、女性にかかわらず現場を視察してもらい、納得の上で入社して頂くようにしました。
また、社員と面談を行い、短期・長期を選択し社内配置転換を行い人材の交流とすべての改善を皆で話し合えるようにしていきました。
経営者の思い込みは、禁物です。
社内を見回してみると多くのヒントが落ちているのではないでしょうか!
この内容が何かのお役に立てば幸いです。
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