「雨の日に傘を取り上げ、晴れの日に傘を貸す・・・」 名古屋熱血コンサルタントの日記Vol.57

皆様いかがお過ごしでしょうか?

今年も既に10ヵ月が経過し残すところ後2ヶ月となりました。

今年1年間は、新型コロナウイルス感染症の影響で今までに経験した事のない1年になろうとしているかと思います。新型コロナウイルス感染症の影響を受け売上高が大幅に減少し、コロナ関連融資にて資金調達をした企業様、資金調達が出来なかった企業様、様々だと思います。

① 今まで業績は順調に推移していた企業様
② 業績は低迷しているが、資金調達は難しかった企業様
③ 業績が低迷し銀行融資の返済が条件変更中の企業様

どの企業様も新型コロナウイルス感染症の影響を受け

・売上高は大幅に減少したが、黒字を確保できた企業様
・売上高が大幅に減少し、赤字へ転落した企業様
・売上高が大幅に減少し、赤字が更に拡大した企業様

私の仮説で上記の企業様がその後どの様な状況になっているかをお話させていただきます。

① 資金調達をした資金はそのまま使用せずに別口座にてプールされているかと思います。
今後の景気悪化を懸念し、念のために資金調達を行いこの件が落ち着けば返済が開始される時には一括返済を考えられているかと思います。

② これはとあらゆる制度を利用し資金調達を行い徐々に預金残高が減少しているもしくは、もう資金が底をつきるという感じかと思います。

③ 資金調達ができた場合は、上記②で資金調達ができなかった場合は苦しいながらも事業を継続されているかと思います。

私が何を言いたいかというと、皆様がよく聞いた事がある『銀行は雨の日に傘を取り上げ、晴れの日に傘を貸す』という言葉です。簡単に言えば業績がいい時は融資をしてくれるが、業績が悪くなると融資をしてくれないという事です。冷静に考えれば当たり前の事であるという事も皆様はご存知だと思います。しかし今回の新型コロナウイルス感染症の影響で②③の先にも銀行は雨の日に傘を貸したのです。今でも雨の日に傘を貸しているのです。②③の方に私は特に言いたい。『勘違いしないでください!』と・・・業績が改善されない限り、資金がなくなれば・・・

据置期間終了後に返済が開始されれば・・・更に厳しい現実が待っているという事です。

冷静に考えてください。返済が厳しいから、できないから条件変更をしたのですよね?
返済原資がないから資金調達ができなかったのですよね?
その企業様がなぜ資金調達ができたのですか? 

コロナだから! 政府の出した施策だから! と私は思います。

資金調達が出来たから安心していませんか? 金融機関様が貸してくれたから勘違いしていませんか? 元金据置の期間が終わるまでに真剣に改善に取組まなければ・・・

自分の会社は自分で守るのです。だからこそ今動くのです。変わるのです。この危機を乗り越えたいという方はエクステンド名古屋オフィスのヤマナカまでお気軽にご連絡下さい