『 岐阜県での金融機関からのコロナ融資枠使い切り依頼と「直近6ヶ月平均」の活用 』 -2020年12月16日号

コロナ融資で、企業は、大変、助かっています。

民間金融機関も、保証協会付きのセーフティーネット等の保証融資の貸出で、助かっています。
利害関係が一致して、ものすごい資金が動いています。

当初は融資の上限額が3,000万円でしたが、途中で4,000万円に拡充されました。

今回、岐阜県の企業様は、拡充前に3,000万円の融資を受けており、拡充後に追加で借りることなく、運営できていました。

年末に差し掛かり、資金が必要になったため、決算報告も兼ねて、今後の資金需要の計画を説明しに行きました。

そうしたところ、後日、金融機関からの連絡があり、コロナ融資枠があと1,000万円残っているので、それを使ってほしいとのこと。

必要金額には足りないのですが、前向きに、市区町村への認定申請書の作成に入りました。

以前のように、保証料ゼロ・金利ゼロの認定で考えていたのですが、要件が微妙に合いません。

どうしようか考えてたところ、先日、現行の「直近1ヶ月」の売上高の対前年同月比の比較に加え、「直近6ヶ月平均」の売上高の対前年同期の比較もできるようになることが、中小企業庁から公表されました。

すべての業種には当てはまらないかもしれませんが、概ね、今年の3月~5月頃は大幅に減収したけれど、夏を経て、少しずつではありますが、回復基調にあると思います。

その回復基調の状態を単月で切り取って、前年同月との比較をすると、思ったより落ち込んでいない、こともあるかと思います。
(とても良いことではあるのですが。。)

そうした中でも、「直近6ヶ月平均」に当てはめれば、保証料ゼロ・金利ゼロの認定も取れる可能性が上がります。

実際、お客様も「直近6ヶ月平均」であれば、該当しました。

まだ、正式公表がなされていないため、市区町村の対応もできていない様子ですが、それに備えて準備しておき、年末年始で申請し、認定書を受け取って、金融機関への申込につなげたいと思います。

やはり、保証料ゼロ・金利ゼロは大きいですので。

この度の情報が、ご参考になれば幸いです。

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