『 岐阜県の製造メーカーの銀行対応 』 -2020年12月24日号
今回は、『岐阜県の製造メーカーの銀行対応』についてお話をさせて頂きます。
M社は、プラスチック製品の成形メーカーです。
運転資金、設備資金が定期的に必要で銀行、信用金庫、日本政策金融公庫からの借入があります。
M社の社長は、決算書完成時は実績報告と今後の対応を報告をしておりました。また、必要に応じて、各金融機関の担当者に訪問時に詳細報告をしておりました。
今回の新型コロナウイルスでも受注減により、売上が減少しました。
新型コロナウイルスにおいては、信用金庫の担当者が訪問し、経済産業省からの情報の提供とM社にとっての対応(特に借入をどの金融機関からいくらすればよいのか?)を指導してくれました。
●商工中金、日本政策金融公庫、岐阜県信用保証協会の 制度融資などの情報は勿論ですが
・持続化給付金
・家賃支援給付金
・雇用調整助成金の特例措置
など様々な情報提供がありました。
本来は、自身の信用金庫で融資を実行したいと考えるのが普通ですが日本政策金融公庫をまず借入、
銀行、自身の信用金庫からの借入のパターンを数点出してくれました。
また、支店長と訪問し、保証協会付融資だけではなくプロパー融資を融資し、保証協会付融資をじっくり取り組みましょう!! と提案をしてくれました。
M社としては、どのように対応してよいのかわからない状態で心強いアドバイスをもらいました。
金融機関に対して毎期、毎月状況を報告し信頼を得ていた結果だと思います。
M社は、売上は減少したもののキャッシュを確保しているためHPの整備、新規開拓のための営業(資料作成含む)などが行え、受注が少しづつ増加してきました。
企業は、金融機関から借入をする場合は、積極的に説明を行い融資を得ようとしますが融資を受ければ報告をあまりしないといった企業がまだ多いようです。
自社のことを知ってもらうためにも定期的な報告を行っていきましょう。情報提供を得るためにも必要な行動です。
この内容が何かのお役に立てば幸いです。
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