「金融機関の再編のスタート?」 名古屋熱血コンサルタントの日記Vol.64

皆様いかがお過ごしでしょうか?

先日、愛知県の第二地方銀行が希望退職者を募るというニュースが流れた事は、記憶に新しいかと思います。
業績が厳しいのか? 金融機関の再編のスタートか?

どちらかは分かりませんが、中小企業の方に影響を及ぼさなければ、特に問題はないかと私は思います。
 
先日ニッキンの令和3年6月11日の特集として、地方銀行・第二地方銀行の決算短信(2021年 3月期)の記事が取り上げられていましたので、皆様に一つの情報として記載させていただきます。

【地方銀行】
全国に地方銀行は61行あり、東海三県において4行あります。順位の高い金融機関様から記載させていただきます。

順位貸出金経常利益業務純益自己資本比率
十六銀行17位45,098億円22,500百万円20,730百万円9.93%
大垣共立銀行20位43,207億円9,048百万円14,082百万円8.48%
百五銀行25位39,883億円17,219百万円16,276百万円10.57%
三重銀行53位14,708億円4,310百万円2,703百万円7.98%

  *三重銀行は令和3年5月に三十三銀行になっています。
  *自己資本比率は連結数値を計上。
  *業務純益とは融資などの本業で得た利益を示すもの。

【第二地方銀行】
全国に第二地方銀行は38行あり、東海三県において4行あります。順位の高い金融機関様から記載させていただきます。

順位貸出金経常利益業務純益自己資本比率
名古屋銀行3位31,706億円9,144百万円9,537百万円13.73%
愛知銀行6位25,355億円5,581百万円4,645百万円9.99%
第三銀行12位13,404億円4,876百万円6,145百万円9.06%
中京銀行13位15,355億円4,820百万円4,504百万円8.53%

  *第三銀行は令和3年5月に三十三銀行様になっています。
  *自己資本比率は連結数値を計上。
  *業務純益とは融資などの本業で得た利益を示すもの。

【私の所見】
今回上記には、ごく一部の数値しか記載しておりませんが、その他には預金残高、利回り等が記載されており、そこから仮説をたてるならば、コロナの影響を受け、企業は資金繰りに不安を感じ、(資金繰りが悪化し)金融機関へコロナ融資の相談を実施。

各金融機関はコロナ融資(保証協会付)にて貸し出しを実施。コロナ融資であるがゆえに貸出金利回りは低下、業績のいい企業を主体に貸出をした事から預金残高が増加しているのではないかと私は個人的に思っています。あくまでも個人的にです。

当然業績の良い企業ばかりに融資をしているものではないかと思いますので、今後据置期間が終了し返済が開始された時に金融機関がどの切符を企業に手渡すのか? 往復切符? それとも片道切符なのか? 大変な時代がくるのか・・・

私は金融機関はビジネスのパートナーの一つと考えます。だからこそ企業の方向性(経営者の考える将来)を一緒に歩んでくれる金融機関とお取引をすべきと私は考えます。

最近私は、金融機関の対応で実際に私の顧問先にて発生した(している)生の情報をお伝えしております。前回までのお話は、高利での資金調達を黙認(見て見ぬふり)、経営者の方が実際に現状を相談した際には聞かなかった事にします。金利の高い売掛債権担保融資を返済する資金がない事をわかっていながら、手立てをすることなく返済させたまでお話させていただきましたが、実はまだ続きがあるのです。

当然、その資金をどの様に調達してこようが心配もしないのです。普通は止めますよね?

そして代表者の個人の借入の問題を解決しようと考えますよね?
何もしないのです。こんな金融機関と取引をしていたら・・・ 
この様な経験がある方は

そのままでは『あなたの会社つぶされますよ!』
あくまでも私の個人的な意見です。

非常に優秀な金融機関様、担当者様はたくさんおみえになります。
今回はたまたま?・・・
 
最近ドラマで、自分の人生は自分で決めろ! という言葉を聞きました。
自分の会社は自分で守る! そのためにはどこの金融機関様と取引をするのか? 決めるべきだと私は思います。

決められない方は弊社に相談してください。

これから、どこの金融機関様とお付き合いするかによって企業様にも影響が出るのです。

どんな些細な事でも納得いかない事があれば、是非エクステンド名古屋オフィスのヤマナカまでお気軽にご連絡下さい。