「 高い金利、高い手数料での調達 」 名古屋熱血コンサルタントの日記Vol.87
皆様いかがお過ごしでしょうか?
日経平均株価は4万円超え! 春闘は満額回答が続出! と今までにないニュースが流れていたのは皆様もご存じかと思います。
しかし本当にすべての企業が・・・、すべての労働者が恩恵を受けることができるのでしょうか?
私はそうは思いません。
なぜなら東京商工リサーチのホームページに下記の記事が掲載されていたからです。
2024年2月度の全国企業倒産(負債額1,000万円以上)は、件数が712件(前年同月比23.3%増)、負債総額は1,395億9,600万円(同44.5%増)だった。
東京商工リサーチ
件数は、2022年4月から23カ月連続で前年同月を上回った。2月としては3年連続で前年を上回り、2016年(723件)以来、8年ぶりに700件台に乗せた。
負債総額は、2カ月ぶりに1,000億円を超えた。負債1億円未満が526件(構成比73.8%)と小・零細企業を中心に推移するが、件数の増加に加え、同100億円以上が2件(前年同月1件)、5億円以上10億円未満が32件(同17件)と、中堅規模にも広がり膨らんだ。
産業別は、6産業で増加した。製造業89件(前年同月60件)が19カ月連続、サービス業他218件(同190件)が18カ月連続、建設業136件(同115件)が14カ月連続で、それぞれ前年同月を上回った。物価高や資材高、人手不足などの影響が重く圧し掛かっている。
というものでした。
つまり、企業も従業員も潤っている先もあれば、業績の厳しい企業、ボーナスがもらえない労働者、給与が上がらない労働者が多数存在しているのも事実だからです。
私はコンサルタントとして、業績の厳しい企業様・経営者様に接する事も多々あります。
業績が回復していけば問題ないのですが、残念ながら自ら終止符を打たれる経営者の方もみえます。
先日私は一つの企業を助けることができませんでした。悔しかったです。
しかし金融機関の担当者の方は企業がなくなることをどの様に思っているのでしょうか?
- 悔しいと思っている
- 少しは悔しいと思っている
- 何も思っていない
- つぶれてあたりまえ
- つぶれてよかった
正直、私は金融担当者の方の本心はわかりませんし・・・
今回終止符を打たれた企業様との最初の出会いは、私どもへの相談から始まりました。
赤字であったにもかかわらず、毎月の金融機関様への元金の返済は4,000千円、返済をする為には手段を選ばず借入を行い毎月の返済額がどんどん増えていくという状況でした。
すぐに返済をSTOPし再生にとりかかり、経営者の方は必死になって業務改善を行い営業利益段階では黒字転換を果たしました。しかし経常利益・最終利益を黒字転換する事はできませんでした。根本的な問題を解決できなかったからです。誰が考えてもその問題点を解決できていれば、今回の様な結果にはならなかったと私は今でも思っています。
一番の問題点は高い金利、高い手数料での調達でした。メイン銀行はその問題点には一切触れませんでした。
最後の日をむかえるまでにどの様な事が発生していたのか?
- 計画進行中に一度は認めた〇〇〇〇担保融資を残り1年の時に全額完済。
完済する資金は自分で準備してください。 - 色々な事を正直にお話しした際には、聞かなかったことにします。
- 依頼された書類をメールにて送付するも、メールが届いていないと。実際には届いていましたが謝罪はせず。
- 参加するはずの打合せに参加しなくても、謝罪もなし。
- 融資の相談をすると、何か月も結果が出るまでに時間を要することもあれば翌日に回答をしてきたことも。
他にも多々あります。
そして最後に経営者の方が教えてくれたのが、私が関与していたから様子を見ていた・・・
それが融資のできなかった理由? 時間を要した理由?
これを聞いて私は経営者の方に謝罪をしました。でもその言葉を聞いて本当に悔しかった!
でもこの様な金融機関が実際にあったのです。最終的には他人のせい?
金融機関様に、担当者の方に振り回されていませんか?
まだ何か不安がある方、どうしていいかわからない方は一度弊社に相談して頂き、改善策を一緒に考えませんか?
今後どうするのかを決めるのは経営者の方々です!
どんな些細な事でも大丈夫ですので是非エクステンド名古屋オフィスのヤマナカまでお気軽にご連絡下さい。
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