「 自分が売上に協力する 」 名古屋熱血コンサルタントの日記Vol.88

皆様いかがお過ごしでしょうか?

飲食店の倒産が増加! まだまだ続くのか?
2024年4月4日付 TDB Business Viewに下記の記事の掲載がありました。

  1. 2023年度の「飲食店」倒産、802件で過去最多
  2. 業態別では「居酒屋」「中華料理・ラーメン店」が過去最多に
  3. 各店舗に賑わい戻るも、食材高騰・人手不足・賃上げなどの課題噴出で収益確保が困難に

2023年度(2023年4月~2024年3月)の飲食店の倒産は、前年度比56.0%増の802件となり、2019年度(784件)を上回って過去最多となった。

(中略)

業態別(11業態)にみると、最も多かったのは居酒屋を主体とする「酒場、ビヤホール」(207件)で、ラーメン店などの「中華料理店、その他の東洋料理店」(130件)、「西洋料理店」(90件)、「バー、キャバレー、ナイトクラブ」(72件)が続いた。深夜時間帯での営業店舗が多い「酒場、ビヤホール」と「バー、キャバレー、ナイトクラブ」を合わせると279件となり、飲食店全体の34.8%を占めた。「酒場、ビヤホール」と「中華料理店、その他の東洋料理店」の件数が過去最多となって全体を押し上げたほか、コロナが発生した2020年度以降の4年間では11業態中7業態で最多となった。都道府県別でみると、東京(129件)、大阪(95件)、兵庫(72件)などで多く、上位5都府県で全体の50.4%を占めた。

コロナ前の2019年度に784件にまで増えた飲食店の倒産は、コロナ禍でのゼロゼロ融資や休業・時短営業に伴う協力金などによって、2022年度は514件にまで抑制された。一方、コロナが収束に向かい多くの飲食店が賑わうようになったものの、2022年度以降の光熱費や各種食材の価格高騰、人手不足の深刻化、賃上げ対応など新たな経営課題が噴出し、採算が確保できずに事業継続を断念する事業者が急増している。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000845.000043465.html

というものです。

私たちに美味しい食べ物を提供してくれている飲食店の大ピンチです!
ではいったい飲食業界はどの様になっていくのか? を私の私感でお話させていただきます。

コロナの影響で生活スタイルが激変した事は間違いないかと思います。

  • 昼食は変化なし ⇒ 夜の飲み会が減少 ⇒ 早く帰宅する
  • 昼食にかける費用の増加 ⇒ 夜の飲み会の費用減少 ⇒ 最終的にお小遣いは変化なし、もしくはお小遣いの減少

というスタイルになったのだと私は思っています。

しかしコロナが終息し、限られた資金をやり繰りしているのが現状ではないでしょうか?

お酒を飲むことが好きな方は、昼間の資金を少なく抑えて夜の資金に・・・
お酒を飲むことが嫌いな方は、夜の資金を最小限に抑えて昼間の資金に・・・
というものではないでしょうか?

何を言いたいかと言うと、今までと同じでやり方では生き残っていけないという事です。
長く店を開けていればいい! 多くのスタッフで運営すればいい! ではいけないのです。

飲食店は冒頭でも記載しましたが、食材高騰・人手不足・賃上げなどの課題噴出で収益確保が困難になっているのだから、食材の高騰に対処するためにロスをなくす(無駄な仕入、廃棄ロスの削減)、人手不足・賃上げなどに対処する為に労働時間を削減する事で支払額を削減するという方法を考える必要があるということです。そうする事で利益を確保し生き残っていくのです。

また、付加価値の高い商品を提供する事で、金額は高くてもお値打ち感をお客様に持っていただくのです。
飲食店の経営者の方は、言うだけなら簡単だ! 実際にやってみろ! と思われた方も多いかと思いますが、変わらなければいけないと思っているのは、あくまでも私の私感です。

すこし余談になりますが・・・
私はふと思う事があります。

金融機関の担当者の方が、自身が担当している飲食店の経営者の方に「売上を上げなさい」と言う事が多々あるかと思います。実際にはそう言われている、という経営者の方もみえるかと思います。

ではなぜ、売上高を上げるために金融機関の担当者の方は毎日食事にこないのか?
きてもなぜ最低限の支出に抑えようとするのか? と思われた経営者の方はみえませんか?

私はいつもそう思っています。不思議だなと・・・

利益を出すために役員報酬を減らしなさい、と言われた方はおみえになりませんか?
一番効果が出やすいので・・・

だったら、売上高増加の効果が一番出る方法・・・つまり自分がその店で売上に協力するという事です。なかにはたくさん店に通い、少しでも高いものを注文されて見える方も多く見えると思います。

私は少しでも多く売上に貢献出来たらと・・・今でも思っています。

今後どうするのかを決めるのは経営者の方々です! 
どんな些細な事でも大丈夫ですので、是非エクステンド名古屋オフィスのヤマナカまでお気軽にご連絡下さい。