「 東海3県・地方銀行の決算 」 名古屋熱血コンサルタントの日記Vol.90

皆様いかがお過ごしでしょうか?

企業様に決算期があるように金融機関様にも当然決算期があります。
東海3県の地方銀行の2024年3月期の決算は下記であったと公開されています。

愛知県実質業務純益純利益(連結)与信関係費用貸出金残高預金残高
名古屋銀行▲23億円100億円39億円37,917億円46,431億円
愛知銀行79億円2億円31,494億円38,946億円
中京銀行11億円10億円15,617億円19,642億円
岐阜県
十六銀行125億円193億円5億円48,704億円64,403億円
大垣共立銀行▲14億円94億円23億円45,286億円57,956億円
三重県
百五銀行180億円142億円71億円49,109億円60,763億円
三十三銀行106億円69億円14億円29,485億円39,015億円

上記についての説明

  • 実質業務純益とは
    本業で得た利益を示す業務純益から特殊な要因を取り除き、本業だけの利益をより厳密に見るための指標。
  • 与信関係費用とは
    貸出金が将来回収不能となった場合の損失に対する備えとしての貸倒引当金の計上に係る費用や、貸出先の破綻などによる貸倒れ損失(貸出金償却)などを含んだもの。

    ※あいちフィナンシャルグループ傘下の愛知銀行と中京銀行の純利益(連結)82億円

各金融機関の決算をみて皆様はどの様に思われましたか?

  • 本業が儲かっていない金融機関は2行しかないのだ・・・
  • こんなに儲かっているのに、業績の悪い企業の金利を引き上げるんだ・・・
  • 何も思わない・・・

私は次の様に思いました。

  • 本業での赤字はさておき、純利益(連結)は全ての金融機関が黒字 ⇒だから給与(賞与)が多い?
  • 来年スタートするあいち銀行はいったいどれぐらいの規模になるのか? そして行員のレベルは?
  • 企業にとってどこの銀行と取引をしているというより、どの様な担当者と取引をしているのか?

そして私が金融機関に願う事は

  • 何よりも企業の事を考えてほしい
  • メイン銀行としての役割を果たしてほしい
  • 企業に興味をもってほしい

企業様には

  • どこの金融機関と取引をするのが自社にとっていいのか?
  • どの担当者が自社にとっていいのか?

をよく考えていただきたいと思います。

最後に私が思う事は
業績のいい企業を大切に扱い、業績の悪い企業をあしらうような対応はやめてほしいと思います。
業績が悪くなった原因は企業・経営者にあります。しかし本当にそれだけでしょうか・・・?

私はいつも言いますが、どの金融機関とお取引をしていくのか? どの担当者とお取引をしていくのか?
は今後も重要なポイントになるかと私は思っています。

今後どうするのかを考えるのは経営者の方々です! 
どんな些細な事でも大丈夫ですので是非エクステンド名古屋オフィスのヤマナカまでお気軽にご連絡下さい。