『 経営を強靭化する 』 -2024年11月27日号
私たちは、経営を強靭化するお手伝いをしています。
経営者のように事業の先頭に立って、みなを引っ張っていくわけでもなく
社員のように決められた役割・権限の中で物事を作り上げていくわけでもなく
税理士・社労士のように必要な手続きを法の枠組みに沿っておこなっていくわけでもない
ただ経営が水となり川の流れのように、上流に湧水してから渓流を流れ、支流と合流し、大きな流れになっても
澱みなく下流へ、そして海へと届けるためのお手伝いをしています。
流れを作る中で、人と人、立場が違う方がいれば、見方が当然違います。お互いの違いを理解し、一緒の方向へ向けるお手伝い(向けない方も多くいらっしゃいますが)。
そのお相手が株主なのか、親族なのか、金融機関なのか、従業員なのか、取引先なのか、お客様なのか、誰? によって作成する資料も説明する内容も変えていきます。
そういった役割の人は本当は社内にいれば一番よいのですが、人材が限られている中小企業には、その役割をこなせる方は存在していても、営業や製造のキーパーソンであったりするので、これ以上の負荷はかけれない。
だからこそ私たちにお声がかかると思っています。
そのためにまずは、経営者、あなた自身のことや事業のことを教えてください。何回か同じことを聞くかもしれません。
一つの事に対して、事細かく聞くかもしれません。理由もないのに理由ばっかり聞いてくるかもしれません。
そんな時でも、せっかちにならず、面倒だと思わず、根気よく教えてください。中小企業は経営者が大なり小なりほぼすべての事を理解しています。
私たちは今後の展開含め、経営者の頭の中に入っていることを良いことも悪いことも全て聞きたいのです。
良いも悪いも見方によって180度変わります。私どもはそれを見てきていることから、お相手によって内容を使い分けていきたいのです。
経営者のこと、事業のことを理解した上で、お相手にも認識をお聞きします。経営者には直接言えないこともお聞きできるのが利点です。
再生系の業務をしているからこそ、金融機関、親族、従業員とはよく対話をしてお互いの理解を深めていく努力を怠りません。
対話は時間よりも頻度です。10分、15分の話だけで良いのです。回数を重ねていくことでお互いを理解しようと思える可能性が出るのです。
しかしただ口だけで話せばといというものでもありません。経営者が事業をどう考えているのか? 何をしたいのか? 目指しているのか?
何が出来て、何が出来ていなくて、お相手にどういった理由からどうして欲しいのかを伝えていく資料が必要です。
お相手は自分の都合があるので物事を勝手に解釈します。こちらが出した資料でお相手も同じものを見ることが認識合わせの第一歩です。
ですので資料を見せて説明したら聞いてみましょう、質問はありませんか? と。
『ない』と言われるのであれば、間違いなく資料は理解できていなく、頭にもいっていません。
その場合はこう質問しましょう? この点に対してあなたはどの様にお考えですか? といってお相手を理解する環境をこちらから作りましょう。
対話を重ねることで理解者が増えていきます。ということは誰が理解者なのか誰が敵対者なのか、はっきりしてきます。
理解者が増えれば、同じ事業を行っている仲間が増えていきます。仲間には、事業の課題を抜け漏れなく開示し、助けてもらいましょう♪
助けを求められた仲間は自分を頼ってきてくれている方に無碍な対応はしないものです。助けを求められると人間、嬉しいものです。
中小企業の人的リソースは限られています。だからこそお相手の中でお仲間を探し出していかなければならないのです。
こういったことを繰返し行うことで、お相手との関係も強固になり、商売の喜びが増し、川が澱みなく流れることとなり、経営が強靭化していきます。
これから経営を強靭化できない企業は、間違いなく市場から淘汰されます。
逆を言えば、銀行対策・倒産回避のツボは『経営の強靭化』です。できれば回避確定です!
今回の情報がお役に立てれば幸いです。
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