『 愛知県信用保証協会の制度融資を有効に活用されていますか? 』 -2024年11月20日号

帝国データーバンクの倒産集計2024年9月報に下記の記事が掲載されていました。

  1. 倒産件数は741件(前年同月679件、9.1%増)と、29カ月連続で前年同月を上回った。9月としては2014年(785件)以来、10年ぶりに700件を超えた
  2. 負債総額は1311億8700万円(前年同月6951億1000万円、81.1%減)と、パナソニック液晶ディスプレイ㈱の法的整理があった前年同月を大幅に下回った。負債トップは、プラスチック代替素材を製造していた□環境経営総合研究所の246億円
  3. 業種別にみると、7業種中6業種で前年同月を上回った。『サービス業』(前年同月178件→209件、17.4%増)が最も多く、9月としては2008年(201件)を超え、過去最多となった。『小売業』(同151件→159件、5.3%増)では、「飲食店」(同61件→68件)の増加が目立った
  4. 主因別にみると、「販売不振」が622件で、全体の83.9%を占め、過去3番目の割合だった
  5. 態様別にみると、「特別清算」が約6年ぶりに14カ月連続で20件を上回った
  6. 規模別にみると、負債「5000万円未満」(450件)が最多。資本金『個人+1000万円未満』の倒産が531件となり、全体の71.7%を占めた
  7. 業歴別にみると、『新興企業』が211件となり、12カ月連続で200件を超えた
  8. 地域別にみると、9地域中7地域で前年同月を上回った。『近畿』(前年同月170件→180件、5.9%増)は、24カ月連続で前年同月を上回った。2024年1-9月の累計では、「高知」など11県が2023年通年の件数を上回った

という記事です。

私はこのメルマガで『資金繰りが厳しくなってから行動するのではなく、業績に問題がない時に行動してはどうですか?』と度々お伝えしてきました。しかし『実際には業績に問題ない時は何もしない。問題が発生した時に行動するではないでしょうか・・・』という事も伝えてきました。

『何が言いたいのか?』

業績がいい時には色々な選択肢が多く存在し、業績が悪くなれば選択肢が少なくなっていくからです。

今回は愛知県保証協会の制度融資についてお話しさせていただきます。
経営者の皆様は制度融資にどの様なものがあるのか? 把握されてみえる経営者の方は、正直少ないと思います。資金が必要になれば金融機関様に相談し金融機関様に進められるまま融資を受けているのではないですか?
 
『それは本当に正しいのですか?』
 
私はどの様な制度融資があり、どの制度融資が今回の資金調達に最も適しているのか? を経営者様自身が考え調べるべきであると思っています。
つまり知らない制度融資があるかもしれません・・・
 

本日は愛知県信用保証協会の下記保証制度についてお話しさせていただきます。
ストック型協調推進保証『リレーションあいち』と、同時実行型協調推進保証『コラボあいち』です。

今回はストック型協調推進保証『リレーションあいち』についてお話しさせていただきます。
同時実行型協調推進保証『コラボあいち』については次回お話しさせていただきます。

【対象となるかた】

 愛知県信用保証協会における保証料区分が5以上であり、債務超過でない中小企業者(個人、会社、医療法人)

【保証限度額】

 2億円

【資金使途】

 運転資金・設備資金

【保証期間】

 無担保の場合10年以内
 有担保の場合15年以内

【貸付形式】

 証書貸付

【返済方法】

 均等分割返済

【保証料率】

 中小企業に関する日本最大データーベースである「CRD」の評価結果により異なります

【必要書類】

ストック型協調推進保証(リレーションあいち)に関する説明書

そして一番重要なのが『プロパー要件』です。
プロパー要件とは現在の支援状況が以下の条件を満たすことが必要(支援状況)

  • 与信取引が1年以上継続している
  • 取扱金融機関における融資残高(本保証付融資金額を含む)のうちプロパー融資残高が40%以上ある

該当する企業様は一度考えてください! 検討してください! わからない場合は私に相談してください。

次に実際に現場で発生したお話をさせていただきます。

リスケを申出した際によく金融機関様の対応がかわると聞いたことがないですか?
第一段階として、今までは会社へ来社から何かあれば金融機関へ来てください! になる事が多々あります。

私も今までその様な経験を顧問先でした事があります。全ての金融機関がそうであるとは限りません。リスケをしても来社される金融機関様も実際にはあります。

今回はたまたまなのか? 今後恒常的に変わってくのか? 
現時点ではわかりませんが・・・

最後に 
 『本当にどんな些細な事でも相談して欲しいと・・・まずは私に一本の連絡!』
  ・・・そして正しい方向性をひとつづつ一緒に導き出していきませんか?
      私は少しでも皆様のお役に立ちたいと思っています。

メールマガジンのご登録はこちらから

毎週水曜日に地域密着の話題をお届けいたします!!

↓ バックナンバーはこちらから ↓