【用語集】銀行取引約定書

銀行取引の内、与信取引(融資を始めとした信用取引)を行う際に取り交わす基本契約書。

全国銀行協会連合会(全銀協)によって昭和37年にその雛形が制定されて以降、昭和52年の一部改定を経つつ、金融機関共通に使用された。しかし、平成12年以降、差入方式であることや、約定内容が銀行側に一方的すぎるとの批判を受ける形で全銀協が雛形を廃止、各銀行は独自に銀行取引約定書を制定することとなった。

現状においては金融機関によって書式は異なるが、大半は差入方式ではなくなり、相互記名する形式となったこと、過剰に一方的な条件を撤廃する等の条文の見直しが行われていること等が行われている。