【用語集】債務償還年数

債務償還年数とは、一般に下記の通り算出される。

債務償還年数=(金融機関借入(短期・長期とも)+社債)/(当期利益+減価償却費)

当期利益+減価償却費という簡易的なキャッシュフローによって、何年で金融機関借入を返済できるのかという指標であり、10年を超えている場合には「借入を返済する能力がない」と見なされる。

最近の中小企業庁の発表によれば、12.5年程度に迄拡張されている模様。また、一概に10年とされているわけでもなく、設備投資用の融資部分は20年迄許容されることも。リスケジュールを行う場合は返済金額が少なくなり、新規融資を受けることが困難になる関係上、総借入については大きく減少しない。ということは、利益の拡大によって、この指標を向上させることが求められる。

つまり、上記の債務超過の解消に必要な経常利益を確保できるか、本項の債務償還年数を10年以内に短縮できる当期利益(+減価償却費)を確保できるか、ということが、利益計画を作成する際に重要となる考え方である、と言える。

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