ある会社の1コマ <型用材料の開発>
名古屋も朝夕は特に寒さが厳しくなってきました。
今年も残すところ40日余りとなり忙しい日々を送られていることと思います。
風邪も流行っておりますので、十分お気を付けください。
今回は私が体験した材料開発についてのお話をさせて頂きます。
N社は、プラスチック成形メーカーであり、材料の販売も同時に行っておりました。
塗料開発メーカーよりプラスチック用型材料の共同開発依頼がありました。
依頼の理由は、N社は顧客を多く抱えており、市場での認知度も高いので共同開発依頼がありました。
材料の内容は、現状の型材料は、金型・電柱型・FRP型があり、電柱型・FRP型の市場を新材料に変え、市場を獲得していく。
・電柱型は、価格が高く、納期もかかる
・FRP型は表面にガラス目が出てきて、耐久性がない
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短納期、表明精度の向上をターゲットに市場開拓をするというものです。
開発内容は、樹脂の改良(低収縮材)、フィラーの選定・混合量、を決定し、テスト受注中を行い、作業のマニュアル化、型工場の選定、材料生産準備etcです。
・当初数件、協力先において成形テストを行いました。
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問題点の把握及び協力先からの意見を収集
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問題点の改善
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商品化準備(型メーカー選定、カタログ作成、材料荷姿および梱包先決定、価格etc)
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販売開始
・材料は市場に受け入れられ拡大していきました。
・お客様からの要望も多岐にわたり、対応に苦慮したこともありました。
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結果、すべての要望に製品強度が耐えられないとの判断で、市場を絞り対応を行いました。
※当初、市場を広げ受注しましたが新規開発要素が多く、対応しきれないとの判断で型メーカーの集約、市場の絞り込みを行い、対応しました。
【市場の要望を把握することは非常に大切ですが、ターゲット市場を絞り込むことが最も大切です】
集約した情報の中で、人材・費用・を効率的にどう廻していくのか? を考えさせられた案件でした。
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