▼Q.35 銀行員が会社見学に来るのはなぜでしょうか?(メールによるご相談事例)

▼A.35

まず、大前提ですが、新規の取引の場合、本店所在地に会社が、本当に存在しているか、の確認をしに来ます。支店や工場等の確認もあります。

次に既存取引をおこなっている場合は、会社の「雰囲気」を見に来ます。従業員の勤務態度はどうか(挨拶がしっかりしているか、明るいか、等)、書類等がきれいに整頓されているか、決算報告書や月次試算表からを見えない定性部分を把握しようとしているかもしれません。
(業績が悪かったり、労働環境が良くない会社は、こうした部分にマイナスの影響がでてくることが多いです)
逆に、従業員の勤務態度や対応が良かったり、工場等が整頓され、清掃も行き届いている会社であれば、優良先として「学び」に来ているかもしれません。
(工場等は、通常、なかなか立ち入ることができませんので)
どちらの場合も、銀行員の見学をうまく活用することが大切です。