自社の状況を客観的にみる
先日、出張で新幹線に乗っている時の話です。
普段はビジネスパーソンが多い新幹線の中ですが、夏休みなのか、家族連れが多く居ました。
その中の幼い男の子が、途中の駅に停車中に外を見ながら、「アッ、新幹線だ!いいなあ!」と喜びの声を上げていました。
その子の親御さんが「何、言っているの。今、新幹線に乗ってるのよ」と言っていました。
つまり、憧れの新幹線に乗っているはずが、長い時間新幹線に乗っているので、それに慣れてしまって、自分が憧れの新幹線に乗っていることを忘れてしまっているようなのです。
そして、自分が新幹線に乗っているにもかかわらず、他の新幹線を見て羨ましがっているのです。
子供の微笑ましいシーンでしたが、実はこれに近いことは、ビジネスでも起きることがありますね。
自分の業界や、自分の会社に長くいるので、その場所に慣れすぎて、自分の業界や会社の事が客観的に見えなくなるという場
合です。
これでは、別の会社が良く見えたり、逆に自分の会社を過大評価しすぎたりしてしまう可能性があります。この状態では、経営戦略や経営戦術も適正に判断できません。
まずは、自社・自分の状況を把握する事から始まることを、新幹線の中の出来事で、改めて感じました。
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