決算書を読めるようになりたい!
経営者の方とお話しているとよく出てくるのはなしの一つが、「決算書を読めるようになりたいけど、数字が苦手なので・・・」と言うものがあります。
これは「全く簿記を知らないし、数値面にもほとんど見たことがない」と言う経営者もいますし、「少しは知っているけれど、もう少し分かっていたほうが良いかな」と思っている経営者もいます。
では、本当に決算書が読めたが良いのでしょうか?これは、答えを言うと読めた方が良いです。それは、決算書を読めないということは、場合によっては、過去を含めた現状を知らないまま経営している可能性もあるという事です。
これでは、間違った決断をしてしまい、会社に大きな損失をもらたす事もあるかもしれないのです。そういう意味においても、過去を含めた現状把握して、より良い決断をする材料を多く持った方が良いのです。
では、次にどの程度、決算書が読める状態になればよいかと言う点です。経営者は、経営全体をバランスよく見ていく必要があります。言い換えれば、税理士さんや経理担当者のように、専門的に決算書を作れるレベルは必要はありません。
つまり、決算書の中で、経営に必要なポイントを的確に抑える必要があるのです。このポイントは、どんな会社にも共通するポイントもありますが、業種ごと、会社ごとによってポイントが違うものもあります。
このポイントを抑えることができるためには、ある程度の簿記の仕組みを知ることは必要ですが、それ以上は、経営者本人の経営の取り組み方次第です。
「決算書や数値は苦手」と言う意識を持っていては、いつまで経っても簿記の基本も勉強しないでしょうし、決算書のポイントも発見できません。
苦手意識を捨てて、決算書や数値も経営の一部(さらに言えば、経営判断の重要な資料の一部)だと想えば、決算書も読めるようになるのです。
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