意見の対立 -2012年05月23日号
様々な企業様の会議の場に立ち会うことも多いです。
その中で、様々な会議があります。社長、司会者しか発言がない会社、どんどん意見が出る会社、いつも意見の対立がある会社などなど。
今回は、その中で「意見の対立」がある会社についてです。
会社の規模にもよりますが、ある程度の人数が集まれば、様々な意見があるのが当然です。
経営理念や方向性が定まっていない状態での意見の対立は、全く逆の意見の対立ですので、企業が停滞してしまう可能性があります。よって、理念や方向性は定めることは、この場面でも重要です。
しかし、経営理念や方向性が定まれば、意見の対立はなくなるかというとそうではありません。
大局は決まっていても、詳細は様々な方法があるので、そこでの意見ややり方の違いは出てくるからです。
でも、この場合の意見の対立は、組織が健全に動いている証拠でもあるのです。それらの意見の対立から、より良いものが生まれます。
さらに、理念や方針が明確なので会議の場では、意見の対立があっても、最終的に、どちらの意見が通っても、全社一体となって進めることができるのです。
よって、会議で「意見の対立」があること自体は問題ありません。しかしながら、その前に会社の理念や方針が定まっているかどうか、そしてそれが将来の会社のプラスにつながるかどうかが重要なのです。
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