『 コンサルタントの責任 』 -2014年10月08日号
親切なコンサルタントや弁護士・税理士等の先生方(いわゆる「士業の先生」)から
「いや、あなたの言うことは分かります」
「私はお客様の身になって考えますよ」
「社長の右腕として…」
と言われたことのある経営者は、多いのではないでしょうか。
しかし…、どこか、
「お前に私の何が分かるというのだろう?」
という気持ちになるのも本音。
はっきり申し上げましょう。
言うコンサル・士業先生に悪意はないのですが社長のお考えが正しいです。
いっそ、はっきりさせておいた方がよいことです。
コンサルや士業は、本質的には
社長の言うことの全てを
社長と同じように受け止めることはできませんし
社長と同じ身になることもできません。
社長と同じ気持ちになれる、というのは、乱暴に言えば
- 社長と同じ連帯保証に判子を押す
- 社長と同じ経営責任を取る
この二つを持つ人間だけが、主張できるものです。
そうでもないのに、「あなたと同じ」と言われても違和感があるのは当たり前なのです。
だから、人によって意見が様々で、私の考えが正しいとは必ずしも言えないことは承知の上で、私は
「あなたとは立場が違う、だから申し上げます」
と前置きしてお伝えしています。
きっと、社長と全く同じ状況ならば、社長と同じことだけしか考えることができなくなる、社長と異なる立場・見地だから社長と違う切り口で考え社長の考えと合わせて打開していきたいのです。
では、改めてコンサルタントは何のためにいるのか?それは、
「社長が納得のいく決断をするための、情報と環境を提供する」
ためだと、私は信じています。
あの時知っていれば決断は変わっていた、とか
とても決められるような余裕が与えられなかった、とか
そんなことを許さない存在がコンサルタントの機能と責任。
人間は、後悔することを止めることは困難であっても納得することは必ずできる、そこに私共の存在意義を賭けたい
と思い、日々頑張っています。
社長というのは日々色々な決断を迫られます。
十分な情報と環境を得ていますか?
足りなければ、全力でフォローしますので、是非ご連絡を!
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