『 投資していく資金の説明 』 -2019年05月08日号

会社の経営をおこなっていくにあたって、柱となる事業部門があるかと思います。

柱となる事業部門は複数あると良いのですが、中小企業の場合、経営資源に限りがありますので、なかなか複数を確保することは難しい面があります。

そうはいっても、柱となる事業部門が少数しかないと、何かの拍子にその取引が縮小してしまうと、直ちに経営に影響が出てしまいます。

また、特段のことがなくても、徐々に衰退していく取引が、普通です。
どんなモノでのサイクルはあるので致し方ないことです。

中小企業と言えども、常に新しい試みをし続けていく必要があります。

限りある経営資源の中で、新しい試みをおこなっていくには、今の事業とかけ離れたものをゼロから作り出すには、かなりの時間や労力や資金を要します。

できれば、今の事業の派生的なものでおこなっていきたいですね。

そうするためにも、いま会社があるのは、目に見えるもの(財務諸表等)ではなく、目に見えないモノによるおかげである、ことに気付いて、それを強化することが必要になるはずです。

それが何なのかを見極める必要があります。

こうしたノウハウを見極めた上で、そこに限られた経営資源を、集中的に投資していくのです。

まずは、キャパシティを見極めてみてください。
時間や労働力や資金がそれに当たります。

このキャパシティを超える活動はできません。

この範囲内で最大限の活動をおこない、企画や開発や試作といった投資活動をおこなってみてください。

そして、その実績をつくりながら、次期以降の計画を立てていってください。

そのまま継続すればよいのか、撤退して別の取り組みをおこなう必要があるのか、の基準も設けてください。

実績をきちんと管理しておけば、次期以降にどういった時間や労働力や資金が必要か、が見えてくると思います。

その説明を、社内のみならず、社外にも説明できるようにしておけると利害関係者の協力や支援を仰ぎやすくなります。

それが新たな目に見えないノウハウへとつながっていきます。

ぜひ、目に見えないモノを可視化していき、次世代へと繋げていく役割を担ってみてください。

見えてくるものがあることと思います。

この度の情報が、ご参考になれば幸いです。

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