『 愛知県にある製造業の「金融機関とのやり取り」 』 -2020年02月19日号
今回は、愛知県にある製造業の『金融機関とのやり取り』についてお話をさせて頂きます。
M社は、プラスチック成形メーカーです。
生産型、製品の受注を行なうため、予め資金が必要となります。
金融機関は、B銀行とH信用金庫でした。
S社長は、以前からの取引がある2金融機関と定期的に訪問してくる担当者の提案通りに融資契約を結んでいました。
?社は、売上は伸びているものの利益は、トントンの状態でした。
金融機関は融資の継続を行っていました。
すべてが保証協会付き融資で融資打合せの際も条件交渉は、行わず契約を締結しておりました。
私共に相談を頂き社内改革を実行しております。
その一つが金融機関との借入折衝です。
前提としては、事業計画を策定し、内容を金融機関に説明し、融資条件を提示することの重要性を認識頂き金融機関との折衝を行って頂きました。
S社長は、会社の規模が小さい(1億円/年商)信用保証協会付きの融資しか得られないと思われていたようです。
金融機関の信頼を得るため事業の状況説明は行われるのですが、どのようにしたらプロパー融資を
得られるか?などの質問はありませんでした。
製造現場では、コスト削減、どのようにしたら短納期化できるのか? など様々な課題解決を行われているのですが、金融機関との折衝では、言いなり状態でした。
S社長とは、金融機関の現状・今後などについて話を行い、自社が金融機関に要望することをまとめ、打合せをするようアドバイスを行いました。
また、金融機関も融資条件を複数行に提示し、競っていただくように変化しました。
金融機関もS社長が望んでいることを察知しようと、以前にもまして訪問回数・提案を増やしてくれています。
これから金融機関は、淘汰の時代といわれています。
様々な金融機関の担当者と話し、金融機関の方針、対応を見定め取引する金融機関を決めてください。
この内容が何かのお役に立てば幸いです。
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