「 銀行の経営統合 」 名古屋熱血コンサルタントの日記Vol.69
皆様いかがお過ごしでしょうか?
早いもので令和3年も残すところ後10日余りとなりました。残り10日をどう過ごすかは皆様次第かと思います。皆様にとって令和3年はどの様な年でしたか?私の令和3年は・・・
まだ後10日間あり、10日間できる事があるのでやり残す事がないように全力で活動し、お正月にゆっくりと考えようと思います。
先日、当地区において愛知銀行様と中京銀行様が経営統合で基本合意というニュースが流れたのは皆様も記憶に新しいかと思います。この地区では三重銀行様と第三銀行様が2018年に持ち株会社の誕生、2021年5月に統合し三十三銀行様が誕生しており今回が2例目。
2022年持株会社を設立し2024に合併となる予定だそうです。
これは当地区のみならず、全国的に進む地域銀行再編の流れによるものだと思います。
当地区には7つの地域銀行があり、預金・貸出金の額は下記の様になります。
預金 | 貸出金 | ||
1 | 十六銀行 | 61,974億円 | 45,440億円 |
2 | 大垣共立銀行 | 55490億円 | 43,086億円 |
3 | 百五銀行 | 54,500億円 | 41,092億円 |
4 | 名古屋銀行 | 39,825億円 | 32,255億円 |
5 | 三十三銀行 | 37,061億円 | 27,794億円 |
6 | 愛知銀行 | 33,636億円 | 26,541億円 |
7 | 中京銀行 | 19,087億円 | 15,206億円 |
6番目と7番目合計 | 52,723億円 | 41,747億円 |
つまり4番目の銀行として生まれ変わるのです。(あくまでも預金量での順位になります。)
この様に銀行業界が将来に向けて色々な動きをして様に中小企業の皆様もこれから将来、企業として存在し続けるために色々な行動・決断をしていかなければならないと私は思います。
今後、コロナ融資の据置期間が終了し返済が本格的に開始されるという現実が間近に迫っているという事です。
ではこの問題に対しどの様な行動を起こし、どの様な決断をされるのでしょうか?
①そのまま返済を開始する。②返済をする為に資金調達をする。③返済をSTOPする。
私は今まで数多くの企業様の相談を受けてきましたが、返済が厳しいという相談は数多くありました。その相談を受けるたびに『なぜ金融機関の返済をする為に借入をするのか?』
『なぜ金融機関は貸し続けるのか?』『なぜ返済をSTOPするのではなく、借入する事を選択するのか?』『なぜいつまでも借入をできると思うのか?』『なぜ今ではないのか?』と考えながら対応してきました。個人の給与所得者と考えれば簡単な事だと思います。例えば年収が5,000千円であれば住宅ローン、不動産担保ローンは年収以上の借入ができるけれども、その他の無担保ローンは年収以内しかできないとい事です。年収以上の借入となればお断りとなるのです。
また、カードローンは返済して直ぐに空き枠を利用する方も多いかと思います。
何が言いたいかというと、企業も同じで設備投資の資金は年商以上の借入となる事はありますが、運転資金は年商以内という事です。そしていつまでも借入ができるという事はないという事です。だからこそ・・・ 今考えて、今行動に移すのです。 何を行うにも業績が悪くなってから、お金がなくなってから行動するのではなく、業績がいい時に、お金がある時に行動すべきだと私は思います。
返済をSTOPすると決断した時に、金融機関へ相談しその時の回答が『今止めなくても大丈夫です。いつでも貸しますから』は要注意のキーワードです。
どんな些細な事でも大丈夫です。是非エクステンド名古屋オフィスのヤマナカまでお気軽にご連絡下さい。
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