『 倒産の原因ほどこに?・・・ 』 -2023年09月27日号

今回は先月の私のブログに掲載した内容をあえて再度ご紹介させていただきます。

なぜならば最近の電話相談でコロナ融資の返済がスタートし資金繰りが非常に厳しいという相談を受ける事が多いからです。
なかには『破産』を考えた! 考えているという相談もありました。

以下、NHKNEWSより

帝国データバンクによりますと、先月、全国で1000万円以上の負債を抱え、法的整理の手続きをとった企業などの事業者の数は701件と去年の同じ月と比べて率にして40.5%増えました。

1か月の倒産件数が700件を超えたのは2か月連続です。

また、新型コロナに対応した実質無利子・無担保融資、いわゆる「ゼロゼロ融資」を受けたあと返済が難しいことなどを要因とした倒産は49件と、1か月の件数としては最も多くなっています。

倒産件数を業種別にみると、最も多かったのが「サービス業」で去年の同じ月より40.7%増えて173件、次いで「小売業」は去年の同じ月より60%増えて152件で、特に飲食店の倒産が増えているということです。

「帝国データバンク」は「物価の上昇や人手不足で先行きの見通しも厳しいことから事業の継続を諦めるケースは多い。企業の倒産件数は増加傾向が続くとみられる」と話しています。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230809/k10014157821000.html

と記載されていました。
まだまだ厳しい状況は続くのではないでしょうか?

そもそも倒産する原因はどこにあるのでしょうか?
ひとくくりにして

  1. コロナの影響
  2. 業績悪化
  3. その他多数あると思います。

時々経営者の方が『全ては私が悪いんです』とか『私の責任です!』と言われます。
その時に私は思うことがあります。

『本当にそう思っているのだろうか』と・・・
 
また次の様な事をケースもあります。

『コロナの影響が・・・』とか『世の中が悪い・・・』とか『従業員が・・・』と言われます。
その時に私は思うことがあります。

『全て悪いのは他人のせい?』

最後に

『設備投資が出来ない!』とか『設備の更新ができない』と言われます。
その時に私は思うことがあります。

『なぜ利益が出ていた時に設備を入れなかったのか? 設備の更新を計画的にしなかったのか?』
確かに今はできないという理由があるかもわからないが、できるチャンスが本当になかったのか?

本当はどこかに必ず原因があると私は思います。
その原因がわからずに、わかろうとせずに最悪の状態へと進んでいる方もみえるかと思います。

ではどうしたらいいのか?

倒産しない為にはどうしたらいいのか? 今回はこの点について考えていきたいと思います。
ではどの様な会社が倒産に追い込まれるのか? 
業績が悪い企業と一言で言ってしまえばそれまでですが、では業績が悪い企業にはそれなりの理由があると私は思います。そのヒントになる記事を発見しましたのでご紹介させていただきます。

それは倒産の原因ベス卜10という記事です。

  1. 経営者の高慢、経営能力の過信
  2. 社員教育の不備、欠如
  3. 事業目的・目標・計画性の欠如
  4. 業界情報の不足と環境変化への対応
  5. 新商品の欠如、技術開発の遅延
  6. 家庭不和、同族経営の弊害
  7. 公私混同、経営哲学の欠如
  8. 決断力・実行力の欠如
  9. 計数管理不足と勉強不足
  10. ワンマン、反省心の不足
八起会様

上記をみて皆様はどう思われましたか? 自分の会社には関係ない・・・!
そう言えば・・・思い当たるな! 色々と思われたかと思います。
 
ではもう一歩踏み込みます!

倒産する社長の共通10項目という記事です。

  1. 自己中心
  2. 悪いことはすべて他人のせい
  3. 嫌いなこと、苦手なことを避ける
  4. 真の勇気がない(縮小、謝罪、相談)
  5. 頭でわかっても実行しない
  6. お人好し(頼まれたらノーと言えない)
  7. 還元の心なし
  8. 反省心の欠如
  9. 時間貧乏(働きすぎ、遊びすぎ)
  10. 公私混同(金銭感覚の欠如)
八起会様

上記をみて皆様はどう思われましたか?

『ドキ!』と思われた方・・・まだ救いようがあるかも?
『何も!』何も思わなかった方・・・麻痺していませんか?

このままでは本当にあなたの会社 潰れますよ!
そうならない為に今できる事を一緒に考え、一緒に行動していけたらと思っています。

本当に真剣に再生に取り組むのならば今しかないのではないでしょうか?
行動するかしないのかは経営者の方の判断にゆだねます!

なぜならば経営者の方しか決定する事は出来ないからです。

続きまして、私の現場で実際におきた案件についてお話させていただきます。

私はいつも金融機関様の悪口ばかり書いていると思われている方も多いかと思いますが、その様なつもりは一切ありません。いい対応をされた場合も書いています。

ただ私は金融機関を経験していますので、納得いかない事は多いので少し辛口になることはお許しください。

先日以下のようなお話を経営者の方から相談の際にお聞きしました。

ある金融機関様へ融資の相談に伺い物事が進んでいき融資実行もある程度見えてきた時の話です。

金融機関の担当者様から●日ぐらいに融資の実行を予定しています。と連絡があった際に担当者方からクレジットカード、保険の勧誘があったそうです。
(ノルマがありすぐに契約して欲しいと言われたそうです。経営者の方は、融資をしてもらうから協力すべきと判断し、契約をしたそうです。従業員の方にも協力をしてもらったそうです。)

その3日後ぐらいに担当者の方から本部の承認が得られなかったので融資は出来ないと連絡があったそうです。経営者の方は特に事を大きくすることはしませんでした。

その話を聞いたときに私はびっくりしました。
元々融資実行は出来ないとわかっていた。だからこそ融資の前に勧誘を行い成約へと進めた。
こんなことをする銀行・行員がいるのだと・・・  正直残念でしたし腹が立ちました。

皆様の知らないところで色々な事が行われています。

『本当にどんな些細な事でも相談して欲しいと・・・まずは私に一本の連絡!』
・・・そして何が出来て何ができないのかをひとつづつ一緒に考えていきませんか? 私は少しでも皆様のお役に立ちたいと思っています。

以上

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